内容説明
癌と甲状腺機能低下症を患いながら、戦争の悲惨さ、命の重さ、生きることの煌めきを詠み続ける92才の歌人待望の短歌集第3弾。
目次
菜の花畑
日記
クレオソート
平凡に生きる
蛍袋
星の雫
八十路
ふるさと
ロープウェイ
七色の虹〔ほか〕
著者等紹介
田中祐子[タナカサチコ]
昭和3年東京都生まれ。小学生の頃から短歌、俳句に親しむ。両親の離婚により一人広島に移住。16才のとき、被爆。成人し、小学校の教師となるが、結婚退職し家事に従事。近所の子供たちに勉強を教えたことから学習塾を開くことに。夫が55才で急逝した後、塾経営の傍ら短歌会に入会し創作活動を再開。現在92才。原爆に起因するとされる甲状腺機能低下症、パーキンソン病、ステージ4の乳癌を患いながら、被爆体験を短歌に詠み、戦争の悲惨さ、愚かしさを語り継ぐ活動を使命として生きている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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