内容説明
開業医である父が突然倒れた。父の診療所を継ぎ、町の在宅医としてそして家では介護者として終末期の両親と向き合った7年間。一人で両親を介護し看取った医師による記録。
目次
第1章 在宅介護は突然に―父の介護で大学病院を辞め、実家へ戻る(開業医としての父の後ろ姿;「血液内科」を選んだ理由 ほか)
第2章 初めての介護は医師でも大変だった―医療の知識と経験だけでは対応できない在宅介護の現実(両親の介護生活を開始;父のあとを担う医師として ほか)
第3章 進行する病に緊張で息がつまる日々―両親の介護と仕事の両立に奔走(身体は元気な認知症の父と動けなくなってきた母;父の状態を年齢で判断しない ほか)
第4章 痛みを隠して亡くなった母―後悔から見つめ直した父の「看取り」(倒れた父の見舞いには行かない母;母のおむつを替える日々 ほか)
第5章 必ず訪れるその日のために―「在宅医」として家族に知ってほしいこと(早くからかかりつけ医をもつことが大事;これから増えるであろう在宅医の役割 ほか)
著者等紹介
佐野徹明[サノテツアキ]
医療法人さの内科医院院長。1994年に近畿大学医学部を卒業し、近畿大学医学部附属病院(現・近畿大学病院)第3内科(血液・腎臓・膠原病内科)で研修を行い、大学院を修了。2001年に国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センター)総合内科に勤務したのち、2007年から近畿大学医学部附属病院血液内科で講師を務める。2009年にさの内科医院を開業し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 人生に二度読む本