内容説明
母の病気を機に画家になることを諦めた池本光一は、保険会社のサラリーマンとして働いているものの、絵への情熱を捨てきれないでいた。不思議なことに何もかもが順調だった高校生以降、絵だけではなく恋愛もうまくいかない。「あの頃に戻りたい」そう思った時に目にはいったのは、かつての恋人・亜沙美から預かったままになっていた「幸福行きの切符」。この切符が自分を幸福へと導いてくれるかもしれない―。夢と現実の狭間で葛藤しながらも、「幸せ」の意味を問う純愛小説。
著者等紹介
巻嶋清一[マキシマセイイチ]
1963年1月12日生まれ。成城大学英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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