幻冬舎ルネッサンス新書
心療内科とは何か

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344926707
  • NDC分類 493.09
  • Cコード C0247

内容説明

ストレス社会と呼ばれる現代において、メンタル疾患への関心は高まっている。「心療内科」という標榜科の創設後は、受診への抵抗を和らげるネーミングが支持され、メンタル系疾患を抱える多くの人が受診するようになっている。心療内科学会専門医、日本心身医学会内科系専門医の両資格を有する、数少ない医師の一人である著者は、本来、その名の通り内科系疾患を対象とする「心療内科」が、症状を問わず、メンタル疾患全般を受け入れる現状に警鐘を鳴らし、症状に合わせた適切な標榜科目選択の必要性を主張する。本書では、心療内科の成り立ちから、対象とすべき疾患の具体例、また疾患の分類と見分け方を解説。医療界の専門分化の流れが加速する昨今、診療難民になりかねない状況を適切に回避する方法が見つかる一冊。

目次

第1章 医療の発展が生んだ診療難民
第2章 メンタル疾患を取り扱う診療科について
第3章 誤解される心療内科
第4章 自律神経失調症について
第5章 心療内科で取り扱う疾患
第6章 器質的疾患、機能的疾患などを見誤りやすい具体的症例
第7章 心療内科でありがちな問題

著者等紹介

渡辺徹也[ワタナベテツヤ]
大阪医科大学卒業後、大学附属病院で研修。森田療法に感銘を受けて精神科医を志していたため、精神神経科へ入局。その後、プライマリケアの必要性から国立大阪病院で麻酔科研修。精神疾患の患者さんと接するうちに器質的疾患の重要性を知り、神経内科を学ぶため京都大学大学院へ入学。在学時、神経内科専門医、東洋医学会漢方専門医、老年医学会専門医取得。医学博士課程修了後、大阪市内の病院で内科医として勤務。勤務中、内科学会総合内科専門医を取得。総合内科、漢方外来を担当。その間心身医学会の研修プログラムをこなし、心身医学会、心療内科学会専門医を取得。その後、精神科専門病院勤務を経て、精神保健指定医、精神神経学会専門医を取得。ゴゥクリニック(大阪市)への勤務をきっかけに、2016年1月より、大阪市中央区で独立開業にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Asakura Arata

4
本物の心療内科の先生が書いた本。確かに「心療内科」と言う言葉がいいように使われていて、本物の先生としては面白くないのだろう。かと言う私のクリニックも「心療内科・精神科」と標榜しているが、精神科中心。心療内科をつけた理由は、漢方を専門的に使うことができるからである。しかしそろそろ心療内科の標榜はおろそうと思ってる。 心療内科の先生の苦悩が伝わってくるのだが、後半60頁ほどICD-10の項目の羅列なのはいただけない。2020/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15286251
  • ご注意事項

最近チェックした商品