内容説明
自立した子に育つと評価の高いモンテッソーリ教育を認知症高齢者の介護現場に導入。よく見て、促し、待つ、サポートで高齢者の充実感、自信、意欲を引き出していく―岡山県にある小さなデイサービスが始めた新たな取り組み。
目次
第1章 行き過ぎたケアが認知症高齢者の自立を遠ざける―サービス業化する介護事業が生む弊害(まだまだ発展途上の認知症介護;増加する高齢者と認知症介護の問題 ほか)
第2章 意欲を尊重し、見守り、自立を促す―「モンテッソーリ教育」の理論が高齢者介護にも有効な理由(幼稚園で感じた「特別な空気」;ドラッカー、オバマ、ザッカーバーグ…世界が注目するモンテッソーリ教育 ほか)
第3章 ご利用者が生活しやすいように環境を整え、意欲を引き出す―「モンテッソーリケア」を実践するためのポイント(モンテッソーリ教育の理論を取り入れた「モンテッソーリケア」;選択を大切にする ほか)
第4章 行動範囲が広がった、明るくなった―事例に見る「モンテッソーリケア」の効果(車椅子の女性が、施設に来たら歩けるように;家ではいつも重苦しい顔なのに、デイサービスでは笑顔に ほか)
第5章 スタッフの意欲が向上し、家族の介護負担も軽くなる―モンテッソーリケアが拓くこれからの認知症介護(モンテッソーリ教育を介護の現場に導入;アメリカで盛んだったモンテッソーリ教育 ほか)
著者等紹介
和氣伸吉[ワケノブヨシ]
株式会社メゾネットホールディングス代表取締役。1975年、岡山県生まれ。1993年、岡山県立岡山東商業高等学校卒業。東京で営業職等を経験。1997年に株式会社メゾネットを設立、代表取締役に就任。2003年より、グループホーム「星の家」の運営を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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