内容説明
黒船とともにやってきた西洋の響き。花開いたニッポンのギター音楽。
目次
第1章 ギター渡来前史
第2章 西洋音楽が街にやってきた
第3章 ギターに魅せられた人々と、セゴビアの奇跡
第4章 武井守成とマンドリン・オーケストラ
第5章 幻のギタリスト池上冨久一郎
第6章 大河原義衛の早すぎた死と、沢口忠左衛門
第7章 小倉俊と中野二郎の執念と、その成果
第8章 戦争で失われた未来と、新たに芽吹いた響き
著者等紹介
竹内貴久雄[タケウチキクオ]
音楽文化史家、音楽評論家、書籍編集者。1949年生まれ。詳細な調査を行なって解説したCD『黎明期の日本ギター曲集』(演奏:山下和仁、日本クラウン)が文化庁主催芸術祭大賞を受賞して以来、近代日本の西洋音楽受容史に深く関心を持って研究を続けている。レコード・CDコレクターとしても著名で、その収集の成果は、演奏スタイルの変遷を踏まえたクラシック音楽評論として、独自の視点を示している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寿里子
3
セゴビアのギターは黒船と同じくらい衝撃であったというのは印象深いエピソードでこれによってギター演奏をやめてしまったというのもなんとなく理解できる。2014/01/15
メルセ・ひすい
1
14-86 ペリー来航 浮沈空母化狙い、黒船とともにやってきた西洋の響き。花開いたニッポンのギター音楽…。本書では、西洋音楽の受容の概要に迫るとともに、作曲というアプローチに焦点を合わせ、ギター曲の作曲に果敢に挑戦した人々一人ひとりを追う。2011/04/18
achamo.orange
0
当時の人々のギターに対する憬れと挑戦に胸を打たれる。2011/02/23