内容説明
３０歳の武田明は、上京した父、正の提案で、まだ見ぬ兄、和夫に会うため大阪に旅立つことに。無事出会った３人は移動中、フィリピンのジャングルに潜伏する旧日本兵が発見されたというニュースを耳にする。そのとき父から、思いがけない言葉が飛び出す。父、兄、そして明。３人の想いが交錯する中、物語の舞台はフィリピンへ。大戦、震災を生き抜いた日本人の心を辿る雄大な物語。
著者等紹介
奥田誦月［オクダショウゲツ］
１９７７年、山形県生まれ。サラリーマンの傍ら執筆活動を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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