内容説明
「都会の砂漠」とよばれた街に命を吹き込んだ無謀ともいえるプロジェクトの舞台裏。多くの人を巻き込んで進んだ“丸の内再構築プロジェクト”東京の中心、丸の内を変えた人々が語るこの街の「奇跡」とは―?
目次
1 働くだけの街から、休日も人で賑わう街へ―「たそがれ」と評された街に命を吹き込んだ人たち(時代とともに変化してきた丸の内;働くだけの街からの脱却を目指して;車が中心の通りから、人が中心の通りへ)
2 人々が心地よく過ごせる街へ―丸の内仲通りのこだわり抜いた設計(人が心地よく過ごすための提案1「空間の心地よさ」;人が心地よく過ごすための提案2「施設・ビルとの融合」;人が心地よく過ごすための提案3「ディテール」)
3 地域の人を結び、人と人を結ぶ街づくり―丸の内仲通りのさらなる挑戦(多くの人を巻き込む街づくり 人の輪が街を変える;企業主催のイベントが丸の内仲通りに活気をもたらす;丸の内の将来像を見据えた、エリアマネジメント)
4 これからの仲通りとさらなる発展への取り組み(大手町への延伸;世界の人々が交流する舞台)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんさん
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三菱地所のような巨大デベロッパーでもここまで時間と労力をかけて街を作ったんだな。 ハード面からヨーロッパの街並みを想起させ、イベントごとを少しずつ増やして、街の色を少しずつ変えていく。紅葉のシーズンが少しずつズレるように木々をチョイスしてるなんて驚いた。歩いてて自然と背筋が伸びる街には、それ相応の面白く泥臭い過程がある。 2024/03/17
けろん
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丸の内に行くと晴れ晴れとウキウキした気分なります。特に丸の内仲通りは大好きな道。その丸の内の歴史を知れました。昔は完全なオフィス街だったと知って驚き。2019/10/19
snzkhrak
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仕事上興味があり選書。細かな配慮が随所に亘る。完成後なお続く粘り強い協議や、それを見据えた変更可能な仕様等、よほど腰を据えないと中々できるものではない。今我々が想い描く理想の景色のいくつかが、こうして生み出されたのだと理解できた。粘り強く次々に規制緩和を実現し、社会課題解決に結び付けている。2019/09/13
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