内容説明
地方に根強く残る行政の支配とそれに安寧する農民たち。時代錯誤の従属関係により引き起こされてしまった、あまりにも不条理な事件。実際に農地取り上げの被害に遭った著者が明かす、物語の全貌。
目次
001 換地処分は現代の土地盗り物語―土地盗り物語の発端
002 私の農地が盗取された経緯―行政が地元の欲望に協力する
003 農地盗取計画はいかに準備され実行されたか―農地は耕作者保護を優先
004 第二の土地盗り物語―ない袖を振る魔術
005 私有財産制度に抵触する換地処分―財産権不可侵の原則
006 白昼堂々行われた盗み―土地改造と地域改悪
007 よらしむべし知らしむべからず―形式重視の事務処理
008 癒着か無知か横暴か―農道を農地にする魔法
009 華麗なる報復―幼稚過ぎる工作
010 未来の日本農業を見据えて提言する―農地を無償で集約するのは安易で無謀