内容説明
「悩み苦しむ人々を導くことこそ、最も大切な仕事だ」という信念を持つ住込み女中・木綿子と、人生を翠香庵に捧げ、いつしか寺の格と品位を保つことに追われている翠香庵の庵主・千鏡尼。京都にひっそりとたたずむ尼寺で、二人の情熱は激しくすれ違っていた。「救いを求める者の手を振り払う千鏡尼には、もう、ついていけない」超個性的な尼様と現代娘の葛藤をユーモラスに描いた衝撃作!
著者等紹介
早緑もえ[サミドリモエ]
1959年生まれ。大学卒業後、京都を専門にガイドとして活躍する中、京都検定一級に三回合格。瀬戸内寂聴氏のサガノ塾に学ぶ。現在は養護教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かぴばら
1
時代小説かと思って読んだら違いました。結末に無理があるなと思ってたら、最後の1文はどう考えたらいいのでしょう…2021/05/21
Mitsuko Nishimura
0
主人公の目線で書かれているのかと思いきや、コロコロ視点が変わり、読み手が置いてきぼり。主人公の成長物語かと思えば、そこまで掘り下げることすら無く終了。帯には現代娘の葛藤とあるが、その当の主人公がどう考えても現代娘ではない。奮闘記と言われればそうかもしれないが、そこまでの奮闘ぶりも感じさせない。ある意味衝撃作。2018/12/05
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