内容説明
「免疫療法」が、がん治療にパラダイムシフトを起こした!30年間、最前線で研究を続ける専門家が、がん免疫療法の種類と効果、実績を徹底解説。患者が正しく治療法を選ぶための知識。
目次
第1章 がん免疫療法の台頭と真偽入りまじる情報の氾濫 患者が正しい知識を得ることが、がんを克服するカギ(がん免疫療法でステージ4の肺がんが完治;末期でも完治に導けるのは免疫療法だけ ほか)
第2章 免疫の力ががん細胞に打ち克つ仕組み(免疫は2段構えで異物を排除している;細胞には自分であることを示す印がついている ほか)
第3章 アプローチもエビデンスも千差万別 世界の国々が認める数々の免疫療法(免疫療法を選ぶポイントの1つはエビデンス;承認されていることも大切な要素になる ほか)
第4章 年間20万人のがん患者が完治へ向かう?抗がん剤に並ぶ新たな武器「免疫チェックポイント阻害剤」(3年生きていれば10年後も生きている「カンガルーテール現象」を実現;がん免疫療法だけがカンガルーテール現象を示す ほか)
第5章 進化を続けるがん免疫療法 すべての患者が、がんを克服する時代へ(免疫チェックポイント阻害剤の抱える問題;がんが完治すれば社会復帰して経済効果は上がる ほか)
著者等紹介
角田卓也[ツノダタクヤ]
1987年和歌山県立医科大学卒業後、和歌山県立医科大学付属病院にて研修。1989年和歌山県立医科大学大学院入学。1993年腫瘍浸潤リンパ球の研究をテーマに医学博士号取得。1992年‐1995年米国、ロサンジェルス、シティーオブホープがん研究所留学、同講師就任。1995年帰国、和歌山県立医科大学第2外科助教就任。日本で初めて樹状細胞療法をおこなう。2000年東京大学医科学研究所講師就任。2005年に准教授就任。2010年バイオベンチャー社長就任。2016年昭和大学臨床免疫腫瘍学講座教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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