内容説明
美しい字を書くのは楽しい。どんどん書いて、筆に慣れよう。とめ、はね、はらいの基本から、にじみ、かすれを活かした作品までお手本を見ながらチャレンジ。
目次
第1章 書道をはじめよう(道具について;墨のすり方 ほか)
第2章 美しい文字を書こう―漢字編(漢字はどうやってできたの?;いろいろな書体の特徴 ほか)
第3章 美しい文字を書こう―ひらがな・カタカナ編(ひらがなはどうやってできたの?;ひらがなの書き方 ほか)
第4章 作品を仕上げよう(にじみ・かすれを活かそう;文字のイメージを変えると? ほか)
著者等紹介
武田双雲[タケダソウウン]
1975年、熊本市生まれ。3歳から母である書家・武田双葉に師事。東京理科大学理工学部卒業後、NTTに入社。2001年、NTTを退職し、書道家の道を志す。オリジナルの書道講義が注目を浴び、数多くのアーティストとのコラボレーションをはじめ、日本テレビ「世界一受けたい授業」やネット上の生ライブ書道教室「マナビューイング」などが話題をよんでいる。2009年NHK大河ドラマ「天地人」の題字を揮毫。現在は湘南を活動の基盤に、数多くの題字を手がける他、著作、作品の創作を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
於莵丸@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
6
コツ・テクニック云々よりこの本を手本にまずは筆を持ってみよう!何度も書こう!という感じ。“難しい”とか“バランス”とか感覚的なアドバイスが多い。墨に色の違いがある事や、臨書(古典の模写)でも形臨(字形を模写)・意臨(筆者の精神まで模倣する)・背臨(書風をオリジナルに応用)があるなど奥が深い…!横線が実は右上がりだったり、れっかの4つの点各々の違いだったり、印刷活字に慣れた目にはどの字も力強く見え、また気付かなかった事ばかり。…字を綺麗に書くために〜な考えは浅はかだった。書道にゴールはないそうです。面白い!2011/10/05
やまとさくら
4
お手本の大きさが 大きすぎず・小さすぎず◎【正解はひとつではない】【書き続ける限り成長できる】という言葉から、著者ご本人の向上心が伺えます◎年に一回年賀状で筆ペンを持つ程度ですが、眺めるだけでも字が上手になれる気がします。2019/02/03
Glitter
3
新進気鋭の書家である武田双雲氏が本当の初心者に向けて出した本だ。おもいがけず字を書く機会があり、幼い頃に習ったことを思い出そうと手にとった。 この本を選んで大正解だ。本当の初心者にも読んでほしいが、ブランクがある人にもおすすめする。炭のすり方から永字八法など本当の初歩から書いてあるのが嬉しい。確認にうってつけだった。2018/09/04
viola
3
幼稚園のころから18年くらい書道は続けていますが、そういや書道関連書って読んでなかったなぁと気付いてたまたま見つけたこの本を読んでみました。入門書の入門書のような感じで、楷書と行書の違いまでも書いてくれています。・・・・・さすがに今読むべき本ではなかったですね。こんな風に書きますよーという漢字のお手本が多めで、初心者だとしても別に読まなくていいかなという感じでした。2011/10/22
ざっと
2
書道の技術的な基本が書かれた本 きれいな字って魅力的だよなぁ2020/08/04