内容説明
般若心経は二六二文字の短いお経ですが、最初の一行にすべてのエッセンスが込められています。たった二五文字でおわり。これさえわかればいいのです。観音様が「深い智慧の完成」をなされたときに、すべてが「空」だとわかって、あらゆる問題を解決されました。あなたも、観自在菩薩のように「空」をわかって、苦しみや災難を克服しなさい。これこそが般若心経の教えのすべてなのです。
目次
1 般若心経が悩みを解決し、真理を教えてくれる(二六二文字が悩みを消す;最初の一行がわかれば般若心経を理解できる;繰り返し説明している「空」について考える;「空」とはこだわりなく物を見ること;心のレッテルをはずすと「空」の世界が見えてくる;誰でも修行をすれば「空」を理解できる;苦行で「空」はわからない。損得を考えずに日々を生きる;損得を捨てきれなくても捨てようとして生きることが大事;目標に向かうときは一歩前進、二歩後退の速度で;愚か者は一度で「わかった」と言う;理解できるところまでわかればいい)
2 損得を考えない教えを実践する(「知恵」ではなく「智慧」を持つ;損をする智慧;問題を解決しない智慧;世の中をよくしようとしない智慧;三つの智慧で悩みを捨てる)
3 般若心経を今の言葉でよみなおす
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年大阪府生まれ。宗教評論家。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。気象大学校教授を経て、大正大学客員教授。「仏教原理主義者」を名乗り、本来の仏教を伝えるべく執筆、講演活動を中心に活躍。また、仏教以外の宗教もわかりやすく語り、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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