内容説明
季語・切字の基本から、句会・投句、句集出版までカリスマ選者が教える完全ガイド。
目次
第1章 これだけは知っておきたい俳句の基礎を学ぶ
第2章 間が題材を印象的にする
第3章 季語と省略でかぎられた十七音を生かす
第4章 写生と表現技法で自分らしさをプラスする
第5章 推敲が名句を作る
第6章 発表で俳句はもっと上達する
著者等紹介
金子兜太[カネコトウタ]
俳人。1919年埼玉県生まれ。東京帝大経済学部卒業。加藤鍬邨に師事し、日本銀行に勤続の傍ら句作を続ける。83年より現代俳句協会会長をつとめ、現在、同協会名誉会長。紫綬褒章、NHK放送文化賞、第59回日本芸術院賞などさまざまな賞を受賞。伊藤園「おーいお茶新俳句大賞」「朝日俳壇」など、さまざまな賞の選者としても親しまれ、俳句の普及に精力的に力を注いでいる
古谷三敏[フルヤミツトシ]
漫画家。1936年旧満州生まれ。終戦とともに茨城県に移る。55年、少女漫画『みかんの花さく丘』でデビュー。その後、手塚治虫氏、赤塚不二夫氏のアシスタントを経て、『ダメおやじ』を発表(第24回小学館漫画賞)。以後、ヒット作を次々と発表し、多くのファンを魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かふ
19
こういう入門書のたぐいは、最初の方をつまみ食いするだけで、わかったようになりなかなか読み通さないのだが。わかりやすいと言えばわかりやすい。切れ字を使った取り合わせの手法。「~や」。一句をまとめる「かな」。動詞+「けり」で引き締めて余韻を残す。抽象的な表現を具体的な表現にする。あと芭蕉の格言で千回朗読せよ(舌頭に千転せよ)、とか。金子兜太は、前衛俳句運動にも関わっていたので流行語やカタカナ、記号まで容認する派なので保守的な俳句作りには注意が必要。あと結社の選び方とか投稿についても丁寧に説明している。2021/05/18
ykshzk(虎猫図案房)
16
PHSを使っているので、今スマホに乗り換えたらこんなに安いですよ、というような内容のメールを電話会社から頻繁にいただく。そこで、いっそ来年から固定電話だけにしてみようかと。外出時に携帯が無い不自由を少しでも自由に変えるべく、得てみたいと思ったスキルが「俳句」。ど素人向けの本を探して見つけたのが、五七五で書くという説明からの本書。参考事例も豊富で大変分かりやすかった。結果出来た人生初の一句は「またたびの記憶辿ってふらり猫」。庭にまたたび粉を少し撒いたら、野良猫が度々ふらりと通り過ぎたという些細な日常の様子。2019/02/05
しのさー
14
☆3 プレバトから俳句が好きになり手に取った本。 音数など基本的な解説もあった 梅沢さんくらいに句の解釈ができるようになるといいな 2021/04/13
ねこ
7
ほんとうに知識ゼロからの俳句の入門書でした♪2023/11/08
もだんたいむす
6
基礎から丁寧に書かれており満足です。2015/05/15