出版社内容情報
武蔵野の自然豊かな地で、「すい仙」なる古民家居酒屋を切り盛りする一升庵・女将のおせんは、料亭時代と変わらぬ食材へのこだわりに加え、粋を極める設えで「和」を貫き通していた。その噂を聞きつけた若きシェフ・荒井は、おせんの心尽くしな料理に魅了され、弟子入りを決意。働くことが決まっていたガストロミーの名店「グリル・ド・タマキ」を辞め、「すい仙」で働き始める。そんなある日、《鮭》をめぐる夫婦喧嘩の仲裁をすることに……。でも、おせんは原因であった〈新巻き鮭〉で解決をするつもりらしい。果たして、どんな鮭料理なのか? そして、どんな鮭食材を使うのか? 日本人のDNAを震わす極旨料理が次々に饗される──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美周郎
7
正しく注げばうまいとヱビスビールには絶大な信頼があるんだな。 「どこに行っても野球は野球」と言った頃から強くなる実在選手のあぶさん礼賛みたいな香りは嫌、これは10歳児とは思えないすももちゃんの活躍に期待。2023/08/26
たけのこ
2
好きだなー。やっぱり面白いよ。いや『おせん』以外の作品も面白いんだけど。料理ものとしての密度の濃さ。そこに負けないキャラクター。そしてタテの意識が強いコマ割りなんかもすごいと思う。独特の空間を作ってるし。そこにバーンって大ゴマはいると見栄えが違う。2024/03/06
bbb
2
○。続いて欲しかったやつだからこれはこれで良いのだけど、まだちょっと違和感ある。 記録もれ、読んだ日あやふや、、。2023/09/17
菱
2
新巻鮭美味しそう〜!!2023/09/07
やん
0
魚介粕漬け三種盛りはスルメイカ鰆サクラマス、魚の皮とちぢみほうれん草のおひたしは鱒 と鮭、新巻きと大根の潮仕立て、焼き鮭海苔弁棟梁弁当、なごちそう。 手始め蚕豆の塩ゆでいんげんと湯葉のゴマ和えじゅんさいは生山葵とつかいきり土佐醤油、ごほうび会ごはんは続。 おせんさんの馳走たべたら夫婦喧嘩と家業継承は解決。次回に続くはチュウさんの全職場の人々の訪問。 鮭と鱒は大きさと戻りの時期の違いなんかい?本当かい??鯨と海豚みたいなことかいん。 読み難いし見易くないからだし面白くて奥があるからもいっかい見。△2024/07/22