内容説明
狼の強い権能を持つ獣人・国臣と婚約するはずの妹が、別の獣人と駆け落ちしてしまった。代わりに急拵えの婚約者となるもアルファと子をなすには脆弱に過ぎ、番として不出来な唯。しかしオメガらしからぬところを気に入られ、唯もやがて役割でなく抱かれたいと渇望するが、国臣はかつて一度だけ会ったことのある運命の相手を探し求めていて…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イカまりこ
7
既存のオメガバース設定に独自の要素を加えているのが複雑で新鮮だった。アルファは獣人でベータの人間たちとは住む場所が別れてる。市井で育ったオメガとアルファの中で育ったオメガの違いもハラハラさせるものだった。ただあんまり好きな感じの攻め様じゃなかったのが残念。お坊っちゃまというか、住む世界の違いが上から目線に感じちゃった。メインの二人より緑と狐のアルファが気になる。2021/03/14
ももちゃん
6
絵師さん買い。 攻めが世間知らずお坊ちゃんだけどなんか可愛かったので好き。優しい。 緑くん編読みたい。 オメガバースだけど設定が新しい感じだった。私には説明はできないけど2021/10/21
*ちえ*
5
h電子.イラスト入り。上流階級獣人αと市井出身のオメガ名門の長男のなんとも世間知らずな2人がよいのか、悪いのか。昔に嗅いだ運命の番のフェロモンを記憶にずっと探してるαっていう設定もそうだろうよ、、というただの甘い話の中に埋もれた感じ。表紙のイラストのデザインと色合いはとても好き。2021/04/28
エミー
2
可愛らしい話だった。先は読めたが最後まで一気にいけた。オメガバースのオリジナル設定も無理がなく、箱入りカプが手探りで距離を縮めていく過程が丁寧に書かれていた。最後のオチはわかっていたが、大団円という感じで良かった。2020/08/24
オレガノちゃん
1
オメガバースの独自設定で格差社会が描かれている。 それにしても攻めは不誠実すぎてなー。いくら運命の番を探しているからって、それはねーだろ、と。2021/10/30