内容説明
十歳で愛人の子供として嘉嶋家に引き取られた一希は、いつしか異母兄の志朗に恋していた。そして大学生になった今は、志朗の部屋に呼ばれたときだけ身体を重ねる関係に。自分が本当は嘉嶋家当主の子供ではないと知る一希は、真実を告げて志朗に会えなくなるのを恐れながらも、今だけ、身体だけでもいい―そう思って暮らしていたが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白新名
12
玩具だと思ってるのは自分だけで、実は両片想いと言う〜コミュ障で世間知らずだけど、その一途な恋心を強く持ってるところが良かった〜2016/06/13
青龍
7
設定は面白いと思うのに、受の性格がどうにも好きになれず、私にはダメでした。度が過ぎるくらいに内向的なのに、ナルシストぼいし...相馬や真田のようにイイ感じのキャラも登場するのに生かせてない感じだし。「ふーたりのため、せーかいはあるのー」って歌が頭の中を巡るくらい、2人だけで完結してしまった物語だわ。2014/03/20
楓
4
再読‼︎何回読んでも胸が締め付けられる切なさが好き♪一希が勘違いをしてしまってグルグルしてるだけでも、切ない想いがイイ♡一希が気づかないだけで、お父さんや満子親子に溺愛されてるのがイイ‼︎史郎さんが睨まれるのも笑えた(笑)2016/03/21
めぐ
3
戸籍上は異母兄弟。でも本当は赤の他人。このことを受けの主人公はずっと悩んでいるけれど、本当は周りのみんなは知っていたというオチのお話。好きな兄の側にいたいが為に本当の事を言えずにいるのだけれど、文章中に何回もその事が繰り返されるので「コイツ女々しいのか?」と錯覚させられるような感覚で読んでしまった。お兄ちゃんも無口過ぎるわ。。泣けるでもなし笑えるでもなしでサクサクと読んでしまった。2017/06/03
nono
2
BL。お金持ちの家に愛人の子として引き取られた一希。異母兄の志朗に惹かれるが!受が出自を気にしてぐるぐるしてるけど、子供なら当然でしょう!それより攻!傲慢!いきなり躯ってどうよ?何だか好きになれませんでした。2015/05/07