出版社内容情報
百人一首の詠み人たちを、イラストとわかりやすい解説で紹介する新しい百人一首の本。持ち運びしやすいハンディサイズです。
渡部 泰明[ワタベ ヤスアキ]
グラフィオ[グラフィオ]
内容説明
百花繚乱、百人の歌人たち!百人一首の歌人に興味をもったことはありますか?百首の歌には、百人の歌人の切ない恋心や、人生のよろこびや無念さ、嫉妬や驕りがいっぱいこめられています。歌人たちの奥ぶかい人生史を読みときながら、華やかで壮大な和歌の世界にとびこみましょう!
目次
天智天皇―秋の田のかりほの庵の苫を粗みわが衣手は露にぬれつつ
持統天皇―春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山
柿本人麿―あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む
山辺赤人―田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
猿丸大夫―奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋はかなしき
中納言家持―かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
安倍仲麿―天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
喜撰法師―我が庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
小野小町―花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
蝉丸―これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関〔ほか〕
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- 和書
- ノースライト 新潮文庫