内容説明
口が悪い、態度が悪い、担当された被告人の運が悪い=「三悪」の検事・藤野辺砦が、とある事件で戦うことになった華やかな美形の弁護士・弓瀬優道は、実は小学校の同級生。藤野辺は同じクラスの弓瀬に憧れていたが、昔太っていていじめられっ子だった過去を明かせず初対面のフリをして再会。だけど藤野辺は何かと弓瀬を意識してしまい…。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも*
30
面白かった。仕事面も面白かったけれどバリバリ関西弁の藤野辺のじゃべりにツッコミに毒舌具合にと何度も笑いつつ楽しく読了。初恋の相手弓瀬と法廷で争い(の言い合い?も笑った)つつも心の中では会えて嬉しいとか過去の回想に浸ってみたり素直じゃない所がいいわー 弓瀬の弱い所に対する想いとかタダでは済まさない脅迫事件もボールペンの彼の真相を弓瀬が知った時も好きだな。くっついてからは嫉妬しまくりな弓瀬が結構変態ちっくなのも最後藤野辺が墓穴を掘りまくる話も笑った。脇の三枝が藤野辺より上手を行くんじゃ?なキャラもいい。 2014/02/15
きょん
26
みとうさんの今までの中で一番好きだな。綺麗な顔してばりばりの関西弁で口が悪い受と攻めや補佐官の三枝さんとの掛け合いがテンポよくて面白い。お仕事割合もほどほどで楽しかった。続き出ないかな。2013/11/21
りんご☆
14
読了2017/05/09
華緯
13
長い上に大部分がお仕事の話なのに、すごく面白かった。ツンツンと攻めに突っ掛かって来る受けは苦手だけど、藤野辺は可愛くて可愛くて…。おまけに弓瀬に『自分の仕事は犯罪にいかに正しく法を適用するか』と言い切ったところは格好よかった。三枝さんとのトークも小気味よかったし、こんなに好感持てる受けは久しぶりかも。藤野辺の関西弁が嫌みやきついことを言ってもどこか優しい言い回しなのもよかった。300pもあるのにあっという間に読んでしまった。2013/10/19
嵩実
9
面白かった。弱者救済に励むひまわりのような弁護士×いじめられっ子だった小学時代、攻めに助けられ彼に憧れ検事となった受け。受けは毒舌検事になっているんだけど志は真っ直ぐで、父との確執や依頼者との関係に悩む攻めを的確なアドバイスとさりげない献身で救ってあげる。この辺の逆転したやり取りが対等な感じですごく良かった。攻めは大人になっても素敵なままなんだけど鬱屈を抱えていて、ややくすんだ感じになっていたのがリアルというか逆に魅力的だった。ゲイだとばらすぞという脅しにも全く動ぜず逆襲する、頼もしい限りの二人でした。2019/05/28