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内容説明
北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄の元に身を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた!皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが―。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマン、ここに完結。
著者等紹介
妹尾ゆふ子[セノオユフコ]
3月9日生まれ。神奈川県在住。漫画家のめるへんめーかーを姉に持ち、アシスタントをつとめる。白泉社「花丸」にて、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
35
こんなに隠居を希望しているのに・・・そんなヤエトが魅力だ。2010/04/16
kohaku
29
前巻よりも一気に話が展開し、下巻の方がメリハリがあり読み応えがありました。出だしから笑えました。やる気がないけれど、結局は投げ出せないヤエトが微笑ましい。そして、捜索から帰ってきてからの周りの反応でとことんヤエトは愛されているな、と。今回の舞台は北嶺郡から離れ、遠い都から。一気に視野が広がり、キャラの立ち位置等が見え始め物語が壮大になりました。2010/06/27
フキノトウ
28
再読。何度読んでも面白いなー^^皇帝陛下、恐ろしいほどの迫力。敵にしたら・・・考えたくないです。その陛下に何度も進言するヤエトが凛々しい。商人ナグウィンと騎士ジェイサルドの会話が面白い^^2014/03/16
けろり
27
こんな話だったのかと、懐かしくなりながら読みました。久しぶりにファンタジーの世界にどっぷりと浸かったような気がします。裏切りや暗殺などビターな部分も描きつつ、皇女の成長や恩寵による過去との対話などファンタジー好きの琴線に触れる部分もあり、やっぱりこのシリーズが好きだなぁとしみじみ感じました。隠居願望第一の苦労性で人たらしの“ ヤエト”、女性である故の葛藤を持ちながらもそれに立ち向かい、時に凛々しく時に可愛い“皇女”、それ以外にも魅力的なキャラクターが沢山いてそれだけでも読んでいて楽しいです。2020/09/10
cecilia
27
面白かったー。今回もほとんど体調が悪かったですね、彼は。都なんて北嶺より静養に向かないと思うんだけどな。すごく暑そうだしなぁ。ルーギンやセルク、ジェイサルド、ナグウィンどのキャラも素敵です。ヤエトを支えていますね。物理的にも。個人的には皇女の伝達官が好きでした。 それにしても北嶺の今後が気になる。伝達官を通じて、鳥の能力とかいろいろばれている様な気がするよ… どう考えても次巻での隠居は無理そうです。 2012/04/26