内容説明
迷うことから、本当の人生が始まる。「生きるとは」「人間とは」―。青春期に誰もが直面するこの問いに50年間向き合い続けた。ヨーロッパでの放浪体験と、その後の深い哲学的思索を通して見えてきたものとは。同級生の死という原体験から始まり、現代思想との対話を重ねた知的探求の書。
目次
第1部 ヨーロッパ彷徨記(横浜からナホトカ・モスクワを経由しヘルシンキへ;ヘルシンキからストックホルムへ;モロッコ寸描;フランス滞在)
第2部 〈人間の条件〉探求ノート(ある同級生の自死から)(「人間の条件」についての実存的観点;「主体」についての哲学的観点;「主体」についての精神分析学的観点;「主体」についての社会学的観点;「他者」について;「共同体」について)
著者等紹介
柳田寛[ヤナギダヒロシ]
1951年北海道釧路市生まれ。1969年北海道大学文類入学。1974年から1977年まで滞欧(スウェーデン・フランス)。1978年北海道大学文学部言語学科卒業。1983年早稲田大学大学院フランス文学専攻修士課程修了。1983年から2015年まで、道都大学(紋別市)および北海道医療大学(当別町・札幌市)にてフランス語を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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