内容説明
いつか訪れる最期の日を笑顔で迎えられるように。親の“老いのサイン”を見逃さず元気なうちからその日に備えておく。親も子もみんなが後悔しないために早めに知っておいてほしいことがあります。適切な相談先。親の老いに合わせた介護。家族で話し合う理想の最期の迎え方。在宅医療30年。地域の多職種と連携し患者本位の医療を実践してきた認知症サポート医が“家族円満介護”のポイントを解説!
目次
第1章 介護は突然やってくる!幸せな最期のために、親が元気なうちに家族で準備することが大切(本当に、介護は「突然やってくる」のか?;子どもを思う親心が、「介護が突然やってくる」と錯覚させる ほか)
第2章 元気な親の“老いのサイン”を見逃さない!介護の準備が遅れないために知っておくべきこと(老いに対する心構えと知識があれば、親の介護は怖くない!;世間話から親の望む介護を知ろう! ほか)
第3章 いざというとき慌てないために!終末期の身体・認知機能の低下を理解して適切なサポートや手立てを考えておく(親が弱っていく「順番」を知っておこう;身体機能の低下1 移動能力 ほか)
第4章 意思疎通が難しくなる前に!理想の最期を迎えるために親子で決めておくべきこと(約70%が自分で自分の最期を決められない;隠された病名、共有されなかった「終末期」のエピソード ほか)
第5章 親子二人三脚で歩んだからこそ笑顔で最期を迎えられる!いつか訪れるその日に「ありがとう」と言ってお別れできるように(「今、親の介護をしている人」や「将来、親の介護をする人」へ;胃がんを抱えながら自分らしく生きた母 ほか)
著者等紹介
嶋田一郎[シマダイチロウ]
1960年生まれ。大阪市立大学医学部卒業後、大阪市立大学医学部附属病院第2内科に入局。その後、長野県の佐久市立国保浅間総合病院にて内科医として地域医療に従事。さらに旧国立泉北病院の神経内科にて約10年間の勤務を経て、1996年に嶋田クリニックを開業。通院できなくなった患者を訪問診療しており、開業後も医療と地域との連携を考えた在宅診療を実践、現在も通院が困難な患者の訪問診療に注力している。大阪府保険医協会議長・地域医療対策部部長、「三つ葉の会」(堺市南区周辺の多職種連携推進の会)会長、大阪府介護支援専門員(ケアマネジャー)協会堺支部南区地区顧問、堺市認知症サポート医、日本内科学会・総合内科専門医、日本神経学会・神経内科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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