内容説明
「デジタル家内制手工業」とは部門内の効率化を優先し、部門間でのデータ共有ができないまま、デジタル化が進んだ状態。「デジタル家内制手工業」ではデータは部門を超えるときに情報が劣化する。人的コストをかけて変換したデータは、本来の価値を失っていく。「デジタル家内制手工業」から脱却するには情報を3Dモデルに集約し、全社に流通、各部門で価値を付加して徹底的に活用する必要がある。圧倒的な生産性の革新。それは全プロセスを貫く3D情報の流通で成し遂げられる。製造業DXの第一人者による、日本企業だけができる「ものづくり革命」への提言書。
目次
変化の時代に変革を成功に導く公式とは?
ものづくり白書からDXを読み解く
ドイツ発Industrie4.0に学ぶ製造業DX×3D
3Dデータ活用と集団脳
トヨタ自動車が新PLMに望んだこと
ついに来たるか3D図面の時代
米国大手防衛産業に学ぶ生技DXの神髄
竹内製作所におけるファーストペンギンが切り開くDXへの道
日本電子における現場主導のVR展開
LIXIL社に見る「DXは一日にしてならず」
SUS社の挑む3Dによるビジネス革新
ムーアの法則と3Dフォーマット
製造業DX×3D成功の秘訣
著者等紹介
鳥谷浩志[トリヤヒロシ]
ラティス・テクノロジー株式会社代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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