出版社内容情報
江戸で指折りの蘭方医を父に持つ、十八の千夏。周囲に猛反対されるも蘭学に傾倒し、習い事にも綺麗な着物にも外見のいい男にも全く関心がない。そんなある日、千夏は旧知の同心から問屋の番頭が殺されたという話を聞く。勝手に調べ始めると、父が信頼する薬屋が関係していて……。跳ね返り娘が科学の知識を駆使して難事件に挑む時代ミステリー。
内容説明
江戸で指折りの蘭方医を父に持つ、十八の千夏。周囲に猛反対されるも蘭学に傾倒し、習い事にも綺麗な着物にも外見のいい男にも全く関心がない。そんなある日、千夏は旧知の同心から問屋の番頭が殺されたという話を聞く。勝手に調べ始めると、父が信頼する薬屋が関係していて…。跳ね返り娘が科学の知識を駆使して難事件に挑む時代ミステリー。
著者等紹介
山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第十三回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉となった、『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』で2015年デビュー。同作はシリーズ化され、人気を博す。18年、『阪堺電車177号の追憶』で第六回大阪ほんま本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fuku3
17
2024.12.27.読了。新シリーズになるのかな⁉︎元気でチャキチャキ、好奇心旺盛な女の子、江戸で起きた事件を解明する山本氏のいつものパターンではある。タイムトラベラーや大家の娘、お姫様、裏稼業など様々な特性が有る。今回の主人公畠中千夏18才、江戸で評判の蘭方医畠中順動の娘で幼い頃より蘭学に興味を示し、医学書などを読み漁り視力を落とし眼鏡を着用、蘭学小町と町で評判のお転婆娘。相棒は同じ年の梨里、両親が行方知れずの為、順動が引き取り姉妹同然に育った。蘭学を駆使して犯人を追い詰めると云うほどでは無かった。2024/12/27
練りようかん
16
蘭方医の娘が主人公。実験好きでやらかしちゃったりする怖いもの知らず。同年代で主人公の家に引き取られた女の子は幽霊騒ぎに怯え、強弱コンビと思いきや彼女もなかなかに無鉄砲で面白い。父経由で事件に関わり不審な不動産買い、抜け荷疑惑、死人が出てここらでおさめようとする動きが逆に黒幕の深い思惑を感じさせて、もう一つ二つ展開ありそうだなと期待させる運び。主人公ならではの違和感が良い、モテないおみわと正反対にモテちゃって困るキャラ、祖父は宇田川玄真で、宇田川?おゆう?と他シリーズが頭をかすめるのも楽しかった。2025/05/15
ごへいもち
15
新しいシリーズ、ちょっとくすくす笑。続きも読もう2025/03/05
ホシナーたかはし
7
面白いのだけど、言葉の使い方が時々おかしいところ(例:×良かったですわ〇良うございました)が数か所あって、ちょっと残念。2025/04/01
葵上
5
おもしろかった。千夏は型破りで自由。謎解きも軽やかで、登場人物もいい。続き出るかなぁ?2024/12/31
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- 和書
- 不思議な数πの伝記