出版社内容情報
新しい年になって、図書館勤めの麦本三歩にも色んな出会いが訪れた。真面目な後輩、謎めいたお隣さん、三歩に興味がなくもなさそうな合コン相手。そして、怖がりつつも慕ってきたひとりの先輩には「ある変化」が──!?マイペースな彼女の、あいかわらずだけどちょっとだけ新しい日々。気軽に読めてほんわか気分になれるシリーズ最新刊。
内容説明
新しい年になって、図書館勤めの麦本三歩にも色んな出会いが訪れた。真面目な後輩、謎めいたお隣さん、三歩に興味がなくもなさそうな合コン相手。そして、怖がりつつも慕ってきたひとりの先輩には「ある変化」が―!?マイペースな彼女の、あいかわらずだけどちょっとだけ新しい日々。気軽に読めてほんわか気分になれるシリーズ最新刊。
著者等紹介
住野よる[スミノヨル]
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
286
相も変わらずのまったり進行。三歩の好きなものが、どどんと12篇。何名か新キャラと、そして前作から引き続き先輩の方々。このシリーズの良い所の一つは、登場人物は無機質な名前と言うラベルは出てこないのよ。原則として。三歩特有の感性で付けられたニックネームで語られるので、戸惑う事ないよね。“マイナスの感情がない以上、好きと言ってしまって誰が困るわけではないと判断”と言う様に、前のめり気味に好きになるの良い策戦に思うよ。脳って錯覚起こすから。好きな物事に囲まれて、幸福度を自然とアップさせているね。ライフハック⁈2024/02/01
相田うえお
87
★★★☆☆23034【麦本三歩の好きなもの 第二集 (住野 よるさん)】いや〜三歩ちゃん、いいキャラですねー!実際に自分の近くにこんな人がいたら放っておけなくて御世話焼きしちゃうかもですね。会話で噛んじゃうのが面白すぎて笑いを堪えるのが大変です(笑)読んでて何となく、あのちゃんが頭に浮かんでくるんですよ。というわけで実写化するなら三歩役は絶対にあのちゃん推しです!(^_^)v まじで映画とかテレビドラマにならないかなぁ〜。このシリーズ極端な展開はないけど地味ぃ〜に好きなんですよ。次作も期待してます!2023/05/21
bookkeeper
69
★★★★☆ 初読。図書館勤務の麦本三歩の日常。ビビりで噛みまくり、自分に甘く失敗しまくり。何だかんだいって周囲に可愛がられてそうで大変結構です(何様だ、この感想(笑))。心の声で遠慮なく突っ込んだりあわあわしているのが、読者にダダ漏れになっているのがなんとも楽しい。 頼りない後輩キャラでヌクヌクできていたのに、よく出来た後輩が入ってきちゃったり、合コンで新たな出会いがあったり、少しずつ人間関係に変化が。声の大きな友達の為に怒れる三歩は最高に素敵です。 「だって三歩はもう、自分で自分のこと怒れるでしょ」2023/06/09
dr2006
60
第二弾。大学図書館勤務3年目に突入した三歩にも後輩が出来た。三歩は仕事も所作もそつなくこなすその後輩を「真面目な後輩ちゃん」と呼ぶことにした。そんな後輩に対し先輩ヅラをしようと空回り、謎めいたお隣さんやうるさい友人が催した合コンで知り合ったお兄さんとの交際等、三歩の個性に一層の磨きがかかり爆面白い。そんな中、親身に指導してくれている怖い先輩が〇×△すると知った三歩は、心の表裏がひっくり返る。最終章「明日が好き」は、三歩の日常に見せて、令和の世の浪費的なオフを切り取っているようで、先が心配になる程リアルだ。2024/07/28
やっちゃん
53
ややコミュ症気味の三歩ちゃん。話があっちこっちして読みにくいのはコミュ障との話しにくさをそのまま文で表現しているかのようだ。三歩ちゃんの苦手なこと全部が自分も苦手で笑ってしまう。合コンでの立ち回りが自分にそっくり。2024/11/13