幻冬舎文庫<br> “あの絵”のまえで

個数:
電子版価格
¥564
  • 電子版あり

幻冬舎文庫
“あの絵”のまえで

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月07日 18時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344432482
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージ――。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。

内容説明

「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージ―。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五郎賞受賞。17年『リーチ先生』(集英社)で新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

546
大好物なほうのマハさん(笑)ほのぼのあったかいエピあり、絵画あり、美術館とその周辺の街並みあり。まさにマハさんじゃなきゃ!的な。わたし自身は残念ながら美術館へ足を運ぶ習慣のない家庭で育ったが、初めて級友に誘われて行った国立西洋美術館の衝撃は忘れられない。美術館に日常的に足を運ぶ習慣のある彼女たちと自分との格差を痛切に感じた瞬間でもあった。美術館というとそんなことを思い出す。今作中紹介された作品のなかで、おそらくクリムトはコロナ前の西洋美術館で観ていると思う。ほかも順次訪ねてみたいものだ。2024/10/10

bunmei

174
今年、最初のレビュー。人生に傷ついて心が折れそうになった人々が、また新たな一歩を歩み始めようとする、胸が熱くなる物語。そんなヒューマン・タッチなエピソードが、6つ掲載された短編集。マハ作品らしく、アート小説としての楽しみも兼ねて、各エピソードに、ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、クリムト、東山魁夷、モネの6枚の絵画を寄り添わせている。いつもの様に、スマホで登場する絵画を検索して、改めてその味わいにも浸りながら読み進めた。著者が紡ぐ言葉の優しさや憂いというものが、残照のように心の奥深くに沈み込んで来る作品。2023/01/05

Sato19601027

162
すっかり涙腺が弱くなってしまった。原田マハさんのとてもとても優しい小説に涙が止まらない。美術館に掛かっている一枚の絵の前に、ここまで来た背景のドラマを想い、絵を見て、感動して、明日への一歩を踏み出す。絵画をモチーフとした6つの短編、そのひとつひとつが心に沁みる。「ドービニーの庭/鳥籠/砂糖壷、梨とテーブルクロス/オイゲニア・プリマフェージの肖像/白馬の森/睡蓮」の6作品が、それぞれの短編を彩っている。美術館に一緒に行った大切な人との思い出、懐かしい友の顔、逝ってしまった人。周りの人に優しくしたいと思った。2024/09/18

とし

120
〈あの絵〉のまえで。気持ちよく読み終えました、地中美術館へ行ってみたいです。2023/01/17

エドワード

105
日本中に多くの美術館がある。世界の名画が鑑賞できる。普段は感じないが、実は驚くべきことではなかろうか。広島、岡山、箱根、豊田、長野、そして直島。この中で訪れたことがあるのは岡山の大原美術館だけだけど、その環境の良さ、展示作品の立派さには感動した。日々の生活や夢を追って進み続ける日常の中で、ふとしたきっかけで鑑賞した絵画に力をもらう。疲れが吹き飛ぶ。そういうことは、確かに、ある。音楽も、そうだ。広島市のゴッホ。豊田市のクリムト。いつか観てみたい。東山魁夷の「白馬の森」の章は息子が親に先立つ話で悲しかったよ。2022/12/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20452814
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品