出版社内容情報
僧侶でありながら家康の参謀として活躍した天海。その二つの顔を使い分け、朝廷を情で揺さぶり、寺社を利で制す。時に信仰心をも利用して人々を掌握し、江戸幕府への権力の集中に暗躍する。今日にも続く江戸の都市づくりに生涯をかけた男の野望はただひとつ。乱世を終え、天下泰平の世を創ることだった。彼が目指した理想の幕府(組織)の形とは。
内容説明
僧侶でありながら家康の参謀として活躍した天海。その二つの顔を使い分け、朝廷を情で揺さぶり、寺社を利で制す。時に信仰心をも利用して人々を掌握し、江戸幕府への権力の集中に暗躍する。今日にも続く江戸の都市づくりに生涯をかけた男の野望はただひとつ。乱世を終え、天下泰平の世を創ることだった。彼が目指した理想の幕府(組織)の形とは。
著者等紹介
波多野聖[ハタノショウ]
1959年、大阪府生まれ。一橋大学法学部卒業後、農林中央金庫、野村投資顧問、クレディ・スイス投資顧問、日興アセットマネジメントなど国内外の金融機関でファンド・マネージャーとして活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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できるだけ
6
面白そうだったんですけど、明智光秀を持ち上げ過ぎててしんどかったです。2022/10/17
のぶ1958
6
明智光秀、千利休、天海と続く大作三部作の最終章。 超有名人をテーマとした前2作に比べて読了に時間がかかってしまいましたが、読後の達成感があります。 作者が記した「あとがき」で今回の3部作にかかる思いが伝わってきました。2021/12/26
あきのぶ
3
光秀、利休ときて天海。今回の後書きで、三部作であると明記された。2022/08/19
かずぺん
3
大変面白く読了です。2022/03/28
陽
2
波多野聖、明智光秀3部作、最後の天海編が1番面白かった。それだけ、明智光秀、千利休、天海と読んだだけで、出自がはっきりしない謎めいた人物と言うことがわかったし、ライトなビジネス書であり、江戸幕府の仕組みを作っちゃうといった大胆な発想力と展開力に読みごたえ十分のエンターテイメントも兼ねていて、良かったと思う。2023/02/04