出版社内容情報
幼少期のしんどい母子関係から、自己肯定感が低くなってしまい、「自分が嫌い」という気持ちを抱えて生きてきた著者。その感情を手放すべく「小さい頃の自分が親にして欲しかったこと」を一つ一つ実践してみたら、心が少しずつほぐれていって――。「人は誰かを許さないままで幸せになってもいい」。数多の共感を呼んだ感涙エッセイ漫画。
内容説明
幼少期のしんどい母子関係から、自己肯定感が低くなってしまい、「自分が嫌い」という気持ちを抱えて生きてきた著者。その感情を手放すべく「小さい頃の自分が親にして欲しかったこと」を一つ一つ実践してみたら、心が少しずつほぐれていって―。「人は誰かを許さないままで幸せになってもいい」。数多の共感を呼んだ感涙エッセイ漫画。
目次
プロローグ スマホを心の盾にして
つらい記憶
今からでも、変われる?
子供の頃、できなかったこと
思い出の金の腕時計
子供の頃、して欲しかったこと
大人になってからの逆上がり
ほめられたことを信じてみよう
初めてのライブ
流行に乗れない理由
誰かを許せなくても幸せになっていい
「良い思い出」を思い出せた
エピローグ 自分が好きということ
著者等紹介
わたなべぽん[ワタナベポン]
漫画家。山形県出身。第6回コミックエッセイプチ大賞・C賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カール
19
辛い過去があるぽんさんだけど、旦那さんと出会った事が最大の幸せなんじゃないかと思うほど、ぽんさんの旦那さんいい人ですよね。母親を許せないことに罪悪感があるぽんさんに言った一言「人は誰かを許さないままで幸せになってもいいと思うんだよね」2021/05/20
ロア
16
マンガなので読みやすい(*´ω`*)2021/05/26
シナモン
9
お母さんの毒親っぷりが想像以上で、びっくりでした。そんな親の話をしても「意地はってないで仲良くしなよ〜」と言ってくる友達…健全な家庭で育って生きてきたのでしょうね。「みんなと同じことができない」からの「みんなと同じことをしたくない」に至るまでの考え方の癖に共感。ジャズシンガーの先生がおっしゃった「自分だけでも自分の味方でいてあげて」が刺さりました。2022/05/12
チサエ
8
自分の内なる声を聞き、少しずつ、子供の頃にほんとうにやりたかったことをトライしてみたりしながら、過去と自分を受け入れていく。毒親を許せず、でも「許さないまま幸せになってもいい」との気づき。「幸せになっていいのか。なっていいはずがない」という意識が強い私も、自分なりの幸せの形に少しは近づけると良いと思えるように、意識改革が出来たらと、ちょっと思いました。2022/05/21
kamakama
7
読んでいて心が痛かった。ぽんさんもぽんさんのお母さんも子どもの頃と親になってからの私にそのまま重なった。なんで子どもに自分と同じ思いをさせてしまったのか。それが今でも苦しく辛い。その結果、私もそうだが、子どもたちも自分を好きになれない人間に育ってしまった。思い返すと、ひどい母親だった頃は、子どもの頃の辛さを封印してしまっていた。過干渉な母からなんとか距離をとり、自分をしっかりさせたかった。そうしなければ子育てができなかった。ぽんさんの優しい絵柄のおかげで、自分を振り返ることができました。ありがとう。2023/07/29