内容説明
生涯のパートナーを求めて七転八倒しオタク格闘家と友情結婚。これで落ち着くかと思いきや、母の変死、父の自殺、弟の失踪、借金騒動、子宮摘出と波乱だらけ。でも「オナラのできない家は滅びる!」と叫ぶ変人だけどタフで優しい夫のおかげで毒親の呪いから脱出。楽しく生きられるようになった著者による不謹慎だけど大爆笑の人生賛歌エッセイ。
目次
VERY妻になりたかった母の死
まさか自分が友情結婚するなんて
結婚したら「お母さん」もセットでついてきた
セックスレスと疑惑の総合商社
失恋地獄と夫のリベンジ大作戦
100年の恋も冷める地雷とは?
子宮全摘1 「子宮をとってもビッシャビシャ!」
子宮全摘2 「陰核、勝負!」「陰茎、覚悟!」
子宮全摘3 念願の我が子宮と対面、夫婦の感想は?
子宮全摘4 「アルテイシアは激怒した」〔ほか〕
著者等紹介
アルテイシア[アルテイシア]
神戸生まれ。大学卒業後、広告会社に勤務。夫であるオタク格闘家との出会いから結婚までを綴った『59番目のプロポーズ』で作家デビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyaoko
80
腹筋崩壊本。外で読んではいけません。しかし、非常に為になる。18歳前後のお嬢さん方は読んだ方がいい。と、言うか自分が読みたかった!アルさんの毒親にOL時代の悲惨な恋愛、セクハラ行為、自身のエロ話、相変わらずそこに混ぜてくるジャンプの漫画ネタ←このセンスがまた面白い。そして、子宮摘出の話に、夫への愛愛愛。つまりは惚気本ですが、現代女子には非常に必要な情報です。結婚も、夫婦も、恋愛も、色んな幸せがあって、それは、その人その人で違う形がある。苦しんでる女子達みんなに気づいてほしいな。2020/03/07
kana
33
アステイシアさん、好きです。思わずそう言ってしまいそうになるくらい、たくさん笑わせてくれて、励ましてくれた素敵な著書でした。 当事者にしか、分からないことなんてきっと山ほどあるのだから、自分の安易な発言で人を傷つけないことはとても大切。そして、自分に呪いをかけないことも大切。実印はしっかりと膣にしのばせて、「完全生命体」を目指そうかななんて。恋愛や結婚、家族に悩むすべての人に自信をもってオススメできる一冊です。2020/03/23
Kanako
26
最高でした。描かれているのは結構ハードなアルテイシアさんの人生なのですが、その生き方はとても爽快で強くしなやか。文章力が半端なく、人生に起こるさまざまなハプニングをユーモア溢れる文章であけっぴろげに語っていて、どんなに辛い出来事でも読んでいて笑ってしまう。エッセイでこんなに笑ったのは朝井リョウさんの『風と共にゆとりぬ』以来です。人間をがんじがらめにしているいろんな固定観念や社会の圧力を次々ぶった斬り、読んでいるうちに視界がさーっと開けてくる感じがしました。迷ったり悩んだりする度に読み返したい1冊です。2020/02/29
トラバーユ
19
アルテイシア の本は「59番目のプロポーズ」から読んできているが、色あせることなく、本書が過去最高だったかもしれない。母の死、父の死が描かれていたのが、印象的で、生前が描かれていた「59番目のプロポーズ」から読んでいると、毒親ではありながら彼らの死が少し寂しくも感じられた。"属性やマウンティングに興味がない、想像力と気遣いのあるメンバーであれば、ずっと友達でいられるのだ"-アルテイシア 2020/06/09
しまえ
17
夫さんがおもしろすぎる。アルテイシアさんの文章も鋭利な突っ込み満載で、本当は苦しいほど壮絶な話なのに笑いながら読める、ありがたい読書だった。「結婚は単なる箱で、中身は50年の共同生活」というのには激しく同意。このド日常が愛しくて仕方がないのである。私も夫と出会ってから健康で長生きしたい長生きしたいと強く思うようになった。46億年とは言わないまでもあと200年くらい一緒に生きたいなぁ。2022/06/07
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