幻冬舎文庫<br> メデューサの首―微生物研究室特任教授 坂口信

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幻冬舎文庫
メデューサの首―微生物研究室特任教授 坂口信

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344429215
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

微生物学者の坂口がある日発見した新型ウイルス。感染したラットは互いを獰猛にむさぼり喰い、死んでいった。後輩に処分を任せたが後日、ウイルスを手に入れたという謎の団体から首相官邸に犯行予告が届く。人質は、全国民。目的は何なのか?毒舌女刑事・海谷とウイルスを捜すが、都内では次々と爆破事件が発生し―衝撃連発のサスペンス開幕!

著者等紹介

内藤了[ナイトウリョウ]
長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mint☆

115
微生物研究者の坂口が恩師の遺品の中から見つけたのは狂犬病とインフルエンザウイルスを掛け合わせた致死率100%のハイブリッドウイルス。それが盗まれたかもしれない。と、バイオテロが起こるかもしれない緊迫する設定のはずがなんだか緊張感がなくハラハラドキドキがない。読みやすいし内藤先生は好きだけどこちらはあまり好みじゃなかったかな。お米の洗剤の話とケルベロスの活躍が好きです。2023/03/23

sin

91
入りのグロテスクな描写から、定年した教授の寂寥感と伴侶との突然の別離の身に詰まされるような設定、恩師の遺した文字通りのゾンビウィルスの存在、美人捜査官の接触…と、パンデミックを予兆させる前半だが、物語の上とは云えども今現在流行中のコロナに比べてもこのウィルスは半端なく、下手をすると日本版“ウォーキングデッド”に成りかねないこの物語を如何にして終息するのかが見所と言った感じだが、やはりこの作者は纏めるのがうまい。いや?それとも日本版の序章かな(笑)2020/03/25

aquamarine

89
大学研究室で定年後もポジションを得て働く生物学者坂口。ある日死んだ元同僚が新型ウイルスを残していたことを知ります。どんなウイルスがラットに感染させるととんでもないことに!全て処分をさせたつもりがそのウイルスを撒くという犯行予告が…。手に汗握るサスペンスで息をつかせず一気に読ませます。癖のある女刑事や大学入り口の門番などキャラもたっていて読みやすく、ハードボイルドを読んでいるような部分もあり、とても面白かったです。しかし現実のコロナウイルスのこともあり、人為的にこんなことが起きてはならないと強く思いました。2020/02/11

papako

86
読むかどうか悩んだけど、楽しかった。1時間ちょっとで読めて、ちょっとしたパンデミック映画をみた感じ。今回の主人公は定年した大学教授坂口。いい感じでした。おじいちゃんって感じでなく、うまいなって思います。二階堂や海谷、チャラなど周りのキャラも楽しい。何より大学警備員のケルベロス!続編あるといいのにな。ゾンビウィルスかー。黒岩教授が研究者でよかった。そしてコロナウィルス、どうなるんでしょうね。。。2020/02/28

Bugsy Malone

86
年老いた主人公坂口に対して身につまされる思いを感じる前半部から、ウイルスを巡る攻防へと繋がる後半部へ。身を賭してウイルスから人々を、世界を守ろうとする坂口、それを取り巻く最高に魅力的な逞しい人物達、前半の主人公の設定が後半に至り見事に活きてきて、読了後は次の1歩を踏み出せそうな気になりました。そしていつかは一同が会する事もあるかと思わせる、かすかな他作品との繋がり。いやいや本当に内藤さんは読者を喜ばせる事が上手です。2020/01/08

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