内容説明
大学病院から、在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニックへの“左遷”を命じられた三十七歳の倫子は、慣れない在宅医療にとまどう。けれども、乳癌、筋ジストロフィー、膵臓癌などを患う、様々な患者の死に秘められた切なすぎる謎を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けする医療の大切さに気づく。感涙の医療ミステリ。
著者等紹介
南杏子[ミナミキョウコ]
1961年徳島県生まれ。日本女子大学卒。出版社勤務を経て、東海大医学部に学士編入し医師となる。2016年『サイレント・ブレス―看取りのカルテ』で小説家デビュー。現在、都内の終末期医療専門病院に内科医として勤務中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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