幻冬舎文庫<br> 東芝の悲劇

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幻冬舎文庫
東芝の悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344427594
  • NDC分類 542.067
  • Cコード C0195

内容説明

粉飾決算、原子力事業の失敗、遂には看板の半導体事業も放出―超名門企業・東芝はなぜ崩壊したのか?20年に及ぶ取材から浮彫りになったのは、権力に固執し責任をとらず決断もできない、歴代トップの無様な姿だ。東芝で起きたことは、今も日本の政・官、そしてあなたの会社でも起きている。全組織人必読、衝撃のヒューマンドキュメント。

目次

第1章 余命五年の男
第2章 改革の真実
第3章 奇跡のひと
第4章 原子力ルネサンス
第5章 内戦勃発
第6章 崩壊

著者等紹介

大鹿靖明[オオシカヤスアキ]
1965年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。ジャーナリスト。『メルトダウンドキュメント福島第一原発事故』で第三十四回講談社ノンフィクション賞受賞。築地の新聞社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

107
驕れる者は久からず。ただ春の夜の夢のごとし。粉飾決算問題に事を発し、高値掴みで買収したWH社の経営破綻で崩壊した東芝。その原因はなんだったのか?それは単に一人の経営者の失敗ではなく、20年も前からの歴代の経営陣の失策が積み重なって起こったことだということがよくわかった。過去から時系列を追って書かれているのでわかりやすく、なかなかの力作だと思う。経営陣の暴走を諌めるのはサポートするスタッフ部門の責務なのだが、じゃあそれが実際自分にはできるのかというと…。反省も含めて考えさせられる一冊であった。★★★★2018/09/08

薦渕雅春

37
1年程前に文庫本として出版。東芝はお世話になった先輩も勤めてらっしゃるので、心を痛めながら読了。内容は色々とあるとして、解説にあるように、四代の経営者を縦軸に、かつての名門企業がいかに内部から掘り崩され、瓦解していったのかを克明に明かしたドキュメント。多様な読み方ができる、と。第一は「東芝事件」の調査報道という読み方。この点は著者は1997年から20年間にわたり当事者へのインタビューをしているというビックリな点が書かれている。第二は「組織論・経営論」としての読み方。第三は、日本の「産業論」としての読み方。2018/11/23

thee birdmen

35
東芝という大企業が腐敗していく20年を歴代社長の愚行とともに振り返るという内容の本。『模倣の西室、無能の岡村、野望の西田、無謀の佐々木』四代によってお公家さんだった東芝の美風が損なわれたとこき下ろされている。大企業の看板にあぐらをかき、当事者意識の薄いサラリーマン社長が招く失敗は見ていて悲惨でした。サラリーマンの社会で上を目指すことが良しとされた昭和が終わり、それによる歪みが噴出した平成も終わり、さて令和はどんな時代を迎えるのやら。そんなことを思う2019年の読書納めでした。2019/12/31

まりも

35
日本国民なら誰もが知っている大企業・東芝。あの東芝が衰退した原因は一体何だったのか。それに大きな関わりを持つ4人の社長に焦点を当てたのがこの作品である。とにかく情報量がスゴい。こんなに読むのに苦労した本も久々だ。あの東芝ですらトップが腐敗したらあっという間に瓦解し、落ちるところまで落ちてしまう。東芝の一連の騒動は新聞の報道でしか知らなかったが、これを読むと実際はもっと酷かったのだと知り愕然とした。これは起こるべくして起こった人災だったのだろう。大企業だろうが中小企業だろうが明日は我が身やな。2019/01/09

あきら

32
まさに悲劇。 この企業体質の中での内部告発は随分と勇気のいる行為だったのだろうと思う。 こういう力学が作用してしまうものだ、ということを企業人として考えるいいきっかけになったと感じた。 詳細な取材に裏打ちされた力作だと思います。 2022/01/03

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