幻冬舎文庫<br> 人魚の眠る家

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幻冬舎文庫
人魚の眠る家

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  • サイズ 文庫判/ページ数 469p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344427303
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた―。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

著者等紹介

東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

909
東野圭吾の本を読んでいて、いつもまず思うのは、よく勉強しているんだなあということ。今回の場合は、臓器移植と死の判定(脳死)である。そして、集中して得た知識を動員しながら、そこに想像力を働かせて物語の構想を立てて行く。もちろん、登場人物たちの造型を含めてである。この物語ではとりわけ薫子と和昌それぞれの、微細にして悲壮な感情の振幅も作品成功の成否を左右する。他の人物たちのそれを含めて、共感とリアリティとを持ち得たと思う。そして、読者もまた作家と共に脳死について考え、一定の知見を得るというオマケまで得られた。2021/06/12

Tetchy

836
実に、実に解釈の難しい物語だ。人の生死について厳しく問いかける。最先端の技術で人はどのように脳死を乗り越えることが出来るのか。しかしそんなたゆまぬ夫婦の努力を描きながら、どこか歪な雰囲気を全体に纏う。倫理観と愛情、人の生死に対する解釈、それゆえに臓器移植が日本で進まない現状。子を思う母親の気持ちの強さ。難病に立ち向かう夫婦と現代医学の行き着く先。色々考えさせられながらも人と人との繋がりの温かさを改めて感じさせられる物語でもある。本書の最大の謎とは播磨薫子と云う女性そのものだったと読み終わってしみじみ思う。2019/02/17

カメ吉

618
テーマが凄く重かった。考えさせられる作品。『脳死』という耳にする言葉ではあるが深くは意識したことがなかったが引き込まれてしまった。以前読んだ『虚ろな十字架』もテーマは違ったが同じ様な読後感がした。東野作品は面白いだけでなく問題提起がされていて深い作品が多いですね。映画化もされるし楽しみです。2018/07/02

ユーさん

505
「生と死」の狭間で、必死になって事実を理解しようとする当事者達。 正解は何か、逆に間違っている事は何か、もがき苦しみながら導き出そうと彷徨う姿。深く深く考えさせられます。2019/06/25

スリ

445
久々の東野圭吾作品。殆どの人がよく理解していないであろう、脳死のことについて考えさせられる作品でした。内容は重かった。でもかなり読みごたえがありました。オススメです!2018/11/06

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