幻冬舎文庫<br> 餓鬼道巡行

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幻冬舎文庫
餓鬼道巡行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344426818
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

69
快適な「生活」を求めて自宅をリフォームする事にした作家の私。台所が使えなくなったため、外食をする事となったが…。当初ただの食に関する随筆と思って読み始めたのだが、これがとんでもない。コンビニ冷凍食品におけるシェフの裏切りから始まり、居酒屋における差別を考え定食屋の実家感を考察しラーメン店で禅を感じたりする。ただ飯を食べているだけなのだが、独特の文体に酔っているうちに何時しかそこは一つの宇宙となっているのだ。それにしてもやたら言い回しが面白く、禅と行を感じる所では人前にもかかわらず吹き出してしまいました。2018/02/28

chanvesa

34
名店なみきの料理の説明はいかにもおいしくなさそうで、笑ってしまう。何でもないラーメンをすすることは、この小説の本筋とは関係ないけど、幸せなことである。妙にこだわり、高価になってしまったラーメンという食べ物に対して、ある種の懐疑を持ってしまうのだ。半ラーメンを憎悪したわけではないが、10年くらい前に代々木八幡の駅前の中華屋さんで、つけ麺とチャーハンを食べたら、お腹が裂けんばかりに苦しくなってしまい、高校生みたいなことを三十歳でしてはいけないと反省した記憶が蘇った。2018/02/12

TSUBASA

25
端的に言えば、生活感のある生活を脱するため家の改装をするにあたって台所が撤去されてる間、食に困ってレンチン製品の便利さ美味さを経験したり勇気を賭して外食に踏み出したりする話。が、そこはもちろん町田節。希望と絶望の三千世界を経巡って、鄙びた定食屋に禅を見出したりラーメン屋に混沌を見出したり。こんな阿呆陀羅節は乗らなきゃソンソン。と、アテられながらの感想だけども、一の体験を万の言葉で書き綴ったエッセイという感があるので、すんっ、と俯瞰してしまうと楽しめないかもしれない。定食の表現がなんとも玄妙。ほっほへん。2021/12/01

ろここ

25
表紙の肉に釣られて手にとったら最後、餓鬼道をひた走ることになってしまった。町田康にかかれば外食なんてままならない。焼肉定食の描写が豚の死体から切り取った筋肉を燃やすーだもの。町田節全開で悩み問答悶絶しまくって勝手に裏切られている。生きるの大変そうだ。ずっと原ヘラルドでいられないものかね。後半収録の美食放埒からすると本当は外食大好きそうなのも恐ろしい。でも他では得られない読後感だ。 それにしても解説の平松洋子さん凄いな。町田作品に負けない独特のリズムの文体。こんな書き分けできる人だったのかと感嘆してしまう。2020/01/13

桜もち 太郎

23
ズビズバ・パパパヤなお話のオンパレード。自宅のキッチンをリフォームしているため、食事を作ることができない町田。ここから餓鬼道が始まる。なかなか食事にたどり着けないのは予想通り。町田に試練が待ち受ける。ああでもない、こうでもないと語りに語る。こだわりと不運さ、この一冊は作者の自己満足ではなかろうか。究極は巻末の詩?いったい何のことやら。本の内容と同じく何となく満たされない気持ちになってしまった。2022/09/14

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