内容説明
「デメキン」と呼ばれ泣いてばかりいた少年は、強くなりたい一心で不良の道へ。いつだって喧嘩上等、暴走族の総長にまで上り詰める。その陰に、失恋地獄、信じていた先生の裏切り、本当の喧嘩を教えてくれた先輩の死、鑑別所で見た母の涙――。どん底で見つけた言葉は「笑わな。笑わせな」。自由を渇望し、暗闇で足掻き続けた、アウトロー青春物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔龍パパ
10
芸能人の自伝は、大抵どれも武勇伝や主なエピソードを面白おかしく時系列に書くパターンが多く、これもそのパターン。中味は薄っぺらいかもしれないが、丁度、自分も高校生時代に『ビーバップハイスクール』の連載がはじまり、『横浜銀蠅』『暴走族』が全盛の頃、似たような思春期を過ごした一人として、ある意味共感するところがあり、当時を懐かしく思い出した。真夜中の公道を流れるテールを追いかけながら集団で走る快感は、経験した者じゃないときっとわからないだろうな～(笑)2017/10/28
Kayo Miyashita
0
熱い男の半生を楽しく読ませてもらいました。佐田さんはもともと人を笑わせる(というか楽しませる)素質を持った方なんだろうと感じました。そして仲間たちとの出会いが素敵。2021/09/07
