内容説明
十九歳のボクは暴走行為、覚せい剤使用で逮捕され、少年院へ。そこは私語禁止、トイレ一日四回、飲み水一日四杯といった規則や軍隊並みの訓練が課させられる世界。脱落すれば教官に容赦なく叱責される。刑務所より厳しいと言われる日々だが、なんとか退院にこぎつけたボクが知るのは、少年への教官の深すぎる愛情だった…。傑作ノンフィクション。
目次
第1章 純粋な博多ヤンキーたち
第2章 逮捕
第3章 鑑別所
第4章 恐るべき少年院生活
第5章 中間期教育といろいろな失敗
第6章 出院準備から世界へ出るまで
著者等紹介
吉永拓哉[ヨシナガタクヤ]
1977年福岡県生まれ。「サンパウロ新聞」福岡支局長。19歳で少年院に収監される。退院と同時(97年)に南米大陸放浪に出発。エクアドルのバナナ農園、ペルーの民芸品店、ブラジルのラブホテルで働く。2004年にブラジルの永住権を取得し、邦字新聞「サンパウロ新聞」社会部記者となる。現在は支局長をつとめつつ、少年院出院者の自助グループなどでも活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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