内容説明
19世紀ロンドン。インドから戻った陸軍中尉グレイドン・クインは、“メイフェアの宝石泥棒”と呼ばれる人物を現場で取り押さえた。その正体はなんと、伯爵家の令嬢ヴィオラ・プレストンだった。彼女は、父親の死後に遺産を相続できず、家族を養うために盗みを働いていたのだ。また、ヴィオラには宝石の真偽を見抜く特殊な才能があった。その力を見込んで、クインはインドの寺院から盗まれたレッド・ダイヤモンドを取り戻す計画に彼女を参加させる。ふたりはパリへ渡り、新婚夫婦を装うことに。ところが、クインの見事な肉体が発する誘惑に、ヴィオラは目がくらんでしまう。やがてクインに導かれ、深い悦びの世界へ入り込んでいく。しかし、あることをきっかけにヴィオラは、彼の衝撃的な過去を知り…熱いラブシーンと命がけの冒険を描く、鮮烈なヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
マーロウ,ミア[マーロウ,ミア][Marlowe,Mia]
オペラ歌手、教師、聖歌隊の指導者、銀行員、不動産業など、さまざまな職を経験後、ヒストリカル・ロマンス作家としてデビュー。『TOUCH OF A THIEF』が各方面より高い評価を受け、イギリスの『ブックマンスリー』から「ホットなヒストリカル・ロマンスの女王」と評される。家族とともにニュー・イングランドに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アカツキ
13
伯爵令嬢ヒロインは家族を養うために宝石の声を聞いて真偽を知る力を使って宝石泥棒をしており、晩餐会で耳にした話をもとにヒーローの部屋に忍び込んだところを捕まってしまう。ヒーローは強大な力を持つレッド・ダイヤモンドを取り戻すためにヒロインに協力を求めて…。ヒロインはヒーローに信頼を求めるけど自分は信頼されるような行動をとらないとか少し引っかかる部分があったけれど、ヒーローはヒロインにメロメロだし、最後まで気の抜けない展開で結構面白かった。しかし、問題人物だらけの両家族を思うとこれからの方が大変そう。2020/05/21
ちゃろ
5
⭐⭐伯爵令嬢が宝石泥棒。宝石の声が聞こえて偽物を見分ける能力の持ち主。ヒーローはインド帰りの男爵で盗まれた宝石探しのためにヒロインを仲間に。前半はまぁ、テンポよく進んだんだけどヒロインの言動にイラっとし続け、後半も説明が多くてロマンスって感じでもないかな。2015/01/23
矢田ふみえ
0
宝石にまつわるラブストーリー。2015/05/30
akiyuki_1717
0
ストーリーは悪くないけど、パラノーマル的なことでは、ギフトパワーが無い人でも手が焼けて穴が開き死に至るってところが、無理がありすぎて、まだ呪い殺される方が、理解できると思った。特別な力のはずが、かすんでしまった。2013/10/12
nayui
0
★★★☆☆2012/11/29