ラベンダーブックス
霧に包まれた恋人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 495p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344416734
  • NDC分類 933
  • Cコード C0193

内容説明

19世紀。イギリス人の父とドイツ人の母を持つレヘナは、十代後半をドイツで過ごした。十八歳のころ、ヘレナは森に迷いこみ、白馬に乗った美しい男性に救われたことがある。それ以来、ヘレナは彼が忘れられなかった。ある晩、祭りに出かけたヘレナは、思いがけず白馬の男性との再会を果たした。彼は自分がロケンブルク伯爵マクシミリアンであり、ヘレナのことをずっと想い続けていたと語る。そして、プロポーズし、結婚式を瞬く間に済ませてしまう。ヘレナは驚きながらも、幸せの絶頂にあった。ところが結婚して五日目の朝、ヘレナは母の親戚イルゼの家で目覚めた。イルゼは、ヘレナが祭りの夜以来、六日間も眠り続けていたと言う。伯爵と結婚したと訴えるヘレナを、誰も信じない。医者は薬の副作用だと診断した。あの結婚はすべて夢だったの?愛する夫はどこへ!?ゴシック・ロマンスの傑作。

著者等紹介

ホルト,ヴィクトリア[ホルト,ヴィクトリア][Holt,Victoria]
イギリス人作家(1906年‐1993年)。本名はエリナー・ヒバート。ジーン・プレイディーやフィリッパ・カーなどさまざまなペンネームを使い分け、累計1億部以上を売り上げる。ジーン・プレイディー名義ではヨーロッパ王侯貴族を主人公とした歴史小説を中心に94作を発表。1960年、ヴィクトリア・ホルト名義で初のゴシック・ロマンスを発表し、全部で長編32作を著す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

26
1972年出版。ゴシックロマンス作家の代表作ということで手に取りました。とにかく最初に感じたのが、時代が違う!ということです。男の身勝手さはもう呆然とするし、女性が受ける理不尽な仕打ちには怒りを感じます。世間知らずで10代だったとはいえ、あまりにもすべてを奪われた主人公はかわいそうでした。単純にハッピーエンドと言っていいかはわかりませんが、当時の女性の状況を考えると、問題定義も入っているのかな、と感じました。2020/09/01

ごへいもち

19
ゴシックロマンス。ヒロインが喋りすぎなのか、なんだか夢がなくて期待はずれ2016/12/31

アカツキ

13
ドイツの尼僧院で教育を受けているヒロインは森にピクニックへ行ったところ迷子になってしまい、馬に乗ったヒーローに助けられる。その後、祭りで再会して電撃結婚。しかし数日後、ヒロインは親戚の家で目覚めると、祭りで男から暴行されたショックを和らげるため薬を飲ませて記憶を作り替えたと告げられて…。幻想小説的なところがあるゴシックロマンス。所々物語的に読み辛くなる部分はあったけれど面白かった。日和見ヒーローの行動も理解できるけれど、そのせいで酷い目に遭ったヒロインや王女様を思うとねぇ…。2021/01/04

くろうさぎ

4
やだなぁ・・・。この話。陰謀に巻き込まれたヒロイン?みんな頭がおかしいのか??とおもっちゃうような話だったかも・・・。陰謀とは関係ないイギリスの家族も・・・?ヒーローも、もっと真剣に探し回ればよかったに・・・。2011/06/15

りほ

3
女子ミステリーマストリード(面白かった)でお勧めされて読んだ一冊。ゴシックロマンだそうです。ミステリー、ロマンス、歴史、家族などテーマが無理なく織り込まれてどんどん読みました。文章が恋する乙女一人称なせいか、客観的な描写がなくてちょっとそこが辛かった。普段読まない感じなので新鮮ではありました。こういう系統ならレベッカ面白いです。2016/11/13

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