内容説明
19世紀。イギリス人の父とドイツ人の母を持つレヘナは、十代後半をドイツで過ごした。十八歳のころ、ヘレナは森に迷いこみ、白馬に乗った美しい男性に救われたことがある。それ以来、ヘレナは彼が忘れられなかった。ある晩、祭りに出かけたヘレナは、思いがけず白馬の男性との再会を果たした。彼は自分がロケンブルク伯爵マクシミリアンであり、ヘレナのことをずっと想い続けていたと語る。そして、プロポーズし、結婚式を瞬く間に済ませてしまう。ヘレナは驚きながらも、幸せの絶頂にあった。ところが結婚して五日目の朝、ヘレナは母の親戚イルゼの家で目覚めた。イルゼは、ヘレナが祭りの夜以来、六日間も眠り続けていたと言う。伯爵と結婚したと訴えるヘレナを、誰も信じない。医者は薬の副作用だと診断した。あの結婚はすべて夢だったの?愛する夫はどこへ!?ゴシック・ロマンスの傑作。
著者等紹介
ホルト,ヴィクトリア[ホルト,ヴィクトリア][Holt,Victoria]
イギリス人作家(1906年‐1993年)。本名はエリナー・ヒバート。ジーン・プレイディーやフィリッパ・カーなどさまざまなペンネームを使い分け、累計1億部以上を売り上げる。ジーン・プレイディー名義ではヨーロッパ王侯貴族を主人公とした歴史小説を中心に94作を発表。1960年、ヴィクトリア・ホルト名義で初のゴシック・ロマンスを発表し、全部で長編32作を著す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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