内容説明
19世紀ウェールズ。アバーディア伯爵であるニコラスは、ジプシーである母から生まれ、祖父である伯爵に跡取りとして育てられた。デーモン伯爵と呼ばれるニコラスは、噂では、祖父の若い後妻を誘惑し、憤った祖父を死に追いやり、自分自身の妻をも死なせたという。4年ぶりに領地へ戻ったニコラスのもとに、牧師の娘であるクレアが村の窮状を訴えるため訪れる。だがニコラスは全く聞く耳を持たない。老朽化し爆破の危険にさらされる炭鉱の人々を救うため、伯爵に頼るしかないクレアは自分の純潔を捨ててもいいと申し出る。一方、ニコラスは純潔を奪わない代わりに、3カ月ともに暮らすことを条件にする。それは、敬虔なキリスト教徒であるクレアが、悪魔的な伯爵の愛人となり、これまでの評判が地に堕ちることを意味していた。それでも、村を救うため、クレアはニコラスの館で暮らし始めるが…。
著者等紹介
パトニー,メアリー・ジョー[パトニー,メアリージョー][Putney,Mary Jo]
大学卒業後、デザイナーとして活躍。パソコンで文章を打つことをおぼえてから、執筆に目覚める。最初の作品が瞬く間に売れ、作家専業の道へ。1987年のデビュー以来、29の作品を発表、数々の賞に輝く。米国ロマンス作家協会のアワードでは、これまでに9作品がRITA賞候補となり、そのうち2作品で、RITA賞を受賞。ゴールデン・リーフ賞ではベスト・ヒストリカル・ロマンス賞を4年連続で受賞。Library Journalが選ぶ年間ロマンス小説ベスト5には5回選ばれ、Booklist誌の年間ベスト10にもランクイン。また、ロマンティック・タイムズ賞も数回獲得。バルティモア在住。RITA賞受賞作である『放蕩者に魅せられて』(ラベンダーブックス)により、日本初登場を果たした
中村藤美[ナカムラフジミ]
熊本県生まれ。北九州大学外国語学部米英学科卒業。上京後、英文秘書などを務めたのち、翻訳業に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
oneoeight
rokoroko
MOMO
たまきら