内容説明
ダイエットの相談はしても、思い詰めた悩みは話さない。そんな曖昧な距離感を保ちながら、恵美とセリは十六歳の青春をしなやかに楽しんでいた。甘く退屈な放課後は、未知の世界をそっと覗き込む。そしてその夏、二人は危険な遊びに夢中になっていく。女子高生の無邪気な好奇心と、傷つき悩みながら成長していく姿を瑞々しく描く、傑作青春小説。
著者等紹介
黒沢美貴[クロサワミキ]
東京都出身。2003年、「溺れる指さき」で幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞してデビュー。香り立つ官能描写で読者を虜にし、一躍人気作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅう
3
内容のわりには後読感がさわやかだった。思春期の真ん中にありながらも自由奔放に大人になって行く少女の青春小説。真面目な小田切くんはただ行き詰まりやジレンマに苛まれた不自由な人間だと思った。読む人の世代や性別によって物語の捉え方が変わるお話だと思った。2014/02/28
さやか
2
大人にはわからない。一見普通の女子高生。でも裏でこんな事になってるなんて、怖い。自分の子供がこうなって行ったら、異変に気付けるだろうか?と親目線で見てしまった。2021/05/08
けんこう
1
○2016/02/14
はるみみ
1
私にはできなかったジャンキーなことを彼女たちが代わりにしてくれた!要領よくて憎めない彼女たちに、キュン!2008/03/25
chie
1
女の子だなあ。