内容説明
徳子が七十を迎えたときから、その死は覚悟していた。予想外だったのは、喪失感と名づけられるものが、日がたつにつれ、さまざまに形を変え、皮膚をくぐり抜けて肉へ、肉から骨へと浸透してくることだった。家族の死の淋しさに耐えきれず、別れた男と一夜をともにしてしまう水穂。その傷ついた心を救うのは…。著者の最長編、愛の傑作。
著者等紹介
藤堂志津子[トウドウシズコ]
札幌市生まれ。1987年「マドンナのごとく」で北海道新聞文学賞を、88年「熟れてゆく夏」で第一〇〇回直木賞を受賞。2003年「秋の猫」で第一六回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Junko
2
主人公は水穂。母・伊沙子に対する確執と祖母・徳子が亡くなった後の喪失感に悩み苦しむ。 『親子なんて、他人の目には申し分のない親、ところが子供にとっては、たまらなく否定したい親。この他人の目と子供の目の隔たりは、永遠に近いぐらい埋まらない。で、わかっていながらも、私はずうっと母の悪口を言い続ける。許せないと糾弾するわけ、良いどれるたびに。これってね、うちの母と私の仲だけじゃなくて、水穂さんと上原ママの関係も似たようなもの』 この小説の言わんとしていることは、麻美のこの言葉ではないだろうか。 2017/04/19
ねぎまぐろ
1
★★2025/11/27
伊達酔狂
1
★★★★2014/01/26
monakamonnie
1
イマイチだったなぁ。保守的すぎて主人公に魅力がないわ2009/02/13
あきぴー@武蔵国
0
家族だからと言って、理解できる訳ではないと言うことか。 つまり、「親子は他人の始まり」だな。 麻美さんじゃないけど、薫と水穂の関係にはいらいらする。 ★★★☆☆2008/12/01




