内容説明
言葉は一番、人を傷つける。喜ばせ、間違わせる。でも人は言葉を、会話を交わさずに生きられない。ならば、せめて名言を。名言―それは考えられたものではなく、荒削りのまま溜息と一緒に押し出された本心の塊。人生と宇宙の真理を探る天才リリー・フランキーが採集した御言葉たちから厳選し贈る感動と脱力の名言集にイラストが入りました。
目次
つぶやいた男。
そこに居ないはずの男。
新しい線引き。
独特な男。
やっぱり独特な男。
愛と興奮の果てに。
「もう死んでしまいたい時、人は…」
「ためらうことを知らない男」
「辞書にない男」
「で、何なんだっけ?」〔ほか〕
著者等紹介
リリー・フランキー[リリーフランキー]
1963年福岡県生まれ。イラストレーター・作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
186
フランキー流の名言集。エロく、きわどく、変態な人々のオンパレードだった。「人それぞれセーフのラインが違う」。あるある、と思わずうなづいた。床に落としたチキンナゲットのケチャップ・ソース。上っ面を掬って、チキンに付けて食べた人。これ、あるか? ないか? 笑ってしまった。2024/09/13
GAKU
66
リリーさんが見聞きした、市井の人々が発した「名言」集。「名言」だけ読むと、これのどこが名言?と思ってしまうが、この一言が発せられるまでのリリーさんの文章を読むと、思わずウマイ!そしてニヤッと。中には爆笑ものも。ある意味これは名著です。但し、ほぼ下ネタなので、「是非、多くの人に読んで欲しい!」と言えないところが残念です。 2017/12/12
GAKU
47
再読ですが初読の時と同じくらい楽しめました。あらためてリリー・フランキーさんの偉大さ?を実感しました。初読の時のレビューは『ほぼ下ネタなので、「是非、多くの人に読んで欲しい!」と言えないところが残念です。』と述べましたが、再読した今は『一人でも多くの人に読んでいただきたい傑作です!』に修正いたします。⇒2023/02/09
Aquarius
43
【R指定10代は自己責任】初読みは学生の頃、もうひと回り以上か…(遠い目)ポパイかホットドッグで連載してたような記憶。名言というか迷言、変態たちの偉大なる言葉とでも表現しておきましょうか。本当にこんな人がいるのか?と思わずにはいられないが、きっといるんだろう。比べること自体がナンセンスだが、如何に私が口先だけの変態かがよく分かる。これだけは言える、出先で読むと彼らの仲間入りを果たせるかもしれない。こんな(素晴らしい)エッセイがあって、東京タワーを描くんだもんなぁ。私には、元気になれる本です。2015/11/14
つーこ
30
何だろう。この、中学3年男子の頭の中のような本は。こんなしょーもない下ネタを、きゃっきゃ言いながら書いているリリーさん。呆れるのを通り越して、むしろ面白いわ!!鼻で笑った。何回か。それにしても、挿絵・・。電車で読めません。2014/02/26
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- 和書
- 不等式の工学への応用