内容説明
ヨーロッパを駆け抜け、サハラ砂漠を目指してアフリカへ。しかし、憧れのイスラムの国モロッコへ足を踏み入れた途端、次々と襲いかかってくる髭面の男たち!思わぬ貞操の危機に「女はつらいよ…」と呟きつつも、今度は砂漠を徒歩で突き進む!!過酷な大自然で絶対絶命の危機を救ってくれたのは!?痛快ハチャメチャ紀行エッセイ第二弾。
目次
EUROPE(またしても、旅立つまで;ホールドアップ・ド・パリ;ドゥ・ザ・ライト・観光(正しい観光をしろ)
スローなスキーにしてくれ
素晴らしき哉、誕生日!)
MOROCCO(女はつらいよ;リビドー・ウォーズ;偽装カップルツアー;大道芸人とのカンフー対決;7カ月目の浮気 ほか)
著者等紹介
たかのてるこ[タカノテルコ]
1971年大阪生まれ。「世界中の人と仲良くなれる!」と信じ、会社勤めの傍ら有給休暇で世界を駆ける旅人。訪れた国は三十数カ国
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感想・レビュー
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ゆいまある
54
以前「ガンジス川でバタフライ」に抱腹絶倒したことが忘れられず、たかのてるこさん2冊め。インドから帰った後、ヨーロッパ経由でアフリカに行くことを思いつく。バルセロナで高校の同級生と奇跡の再会。普段着のまま思いつきでスキー。こけたら寒いのに。モロッコでイケメンと恋に落ちるたかのさん。もうめちゃめちゃ切ない。たかのさん、面白いおばちゃんみたいなお姉さんなのに、自分の女性としての魅力に自信が無さ過ぎて、泣く泣く恋を諦める。砂漠で凍死しかけて落ちる恋!私ならスペインでもどこでも追いかける。期待していた笑いは少なめ。2019/01/16
ジュール リブレ
28
モロッコ編前半。順序が逆転しましたが。。。砂漠での凍死寸前の一泊とか。なんか、実際には経験したい?かどうかですが、面白い紀行文です。むかしの椎名誠のノリに近いものがありますね。2014/12/04
ヒラP@ehon.gohon
23
たかのてるこさんの旅行記は、どれもパワフルで、情熱的で、感動させられます。かなり危なげな体当たりレポートに、手にあせ握りながら楽しませていただきました。他の人には真似できないエンターテイメントです。あっけらかんと自分を笑いに変える、関西系的テクニックには学ぶとこと大です。 (≧▽≦)2021/01/16
shirou
21
うーん、非常に面白かったデス。 なかなかサハラ砂漠を旅しようと思わないでしょう? たかのさんのキャラもよく出てて好きなシリーズです。 一つ欠点を言うのなら、読むと何もかもを捨てて旅に出てしまいたくなる事デス。2016/09/30
たかやん
18
順番通り「ガンジス河でバタフライ」に続き著者2冊目。前作よりも濃く、いろんなおっちゃん達も同様に登場。著者の旅先での出会いと別れは、自分の部屋に友達が遊びにきた後ひとりで後片付けしてるあの感覚を思い出させる。次巻「モロッコで断食」へと続く。2016/08/19