内容説明
あちこちにいる幸せそうな犬たち、デカくて迫力満点の「情熱のブラジャー」、怒り顔だけど頼りになりそうな市場の肝っ玉ばあちゃん、絶対欲しくない謎の民芸人形…。遠くて暑くて広いメキシコ。せっかく行ったのになぜかこんなことの方が印象に残ってしまいました。絶対役に立たないけど、面白い、超個人的旅の手帳。初エッセイ、待望の復刊。
目次
メヒコの犬ってサァ…
音楽はトリオのトリコ
私の歩いた街オアハカ
負けるもんかのメキシカンフーズ
排気ガスとタクシーと飛行機と
私の歩いた街カンクン
青空と遺跡
海が好きだ!
私の歩いた街カボ・サン・ルーカス
ポラを振る人々〔ほか〕
著者等紹介
小林聡美[コバヤシサトミ]
1965年東京都生まれ。女優。82年、映画「転校生」で初主演。その後、フジテレビの「やっぱり猫が好き」などで活躍。映画出演作に「廃市」「キリコの風景」など
平野恵理子[ヒラノエリコ]
1961年静岡県生まれ。イラストレーター、エッセイスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
komaneko
43
「ほがらばり」と常にセットで読むのが本書だ。要は「ほげらばい」の写真エッセイ版。こちらは結構楽しそうな写真が一杯♪ なんだ、聡美ちゃんけっこう楽しそう♪みたいな。 でもここでカルチャーショックを受けたのが、聡美ちゃんがロングスカートでメキシコ旅行してた事! トラベルとはトラブルと同義語。しかも海外旅行なんて、いつでも逃げ出せる体勢が必須(一体ドコに旅行に行ってんだ?)のジブンなので、ロングスカートなんてもってのほか!と思ってたので、そういう道もあるのかー…、と人生の行き方を考えてみたりした…(大げさ)…2017/08/30
野のこ
37
本の構成が雑誌みたいでユニーク。さらっと読み終わっちゃって少し物足りなかったけど楽しかったです。跳びはねるような元気な文章。メキシコ料理と戦う小林さん カッコいい!。1994年刊行だからかな、イカすって久しぶりに聞きました(笑)2017/09/02
み
25
タイトル読みした作品。途中で、作者があの女優さんだと気が付くものの、何となく読了(>_<)海外旅行にも行かなくなっちゃったのも原因よね。2019/08/05
milk tea
21
おそらく私と同じ頃にメキシコに行ってる!!掲載されてる写真の日付を見て思った。 当時、スペイン語を習っていて、メキシコ人の先生はカンクンはメキシコ人も憧れの場所だと言ってた。 カンクンを初めて知った日。 そのうちいつか行ってみたいと思いを馳せるようになった。 そこは、華やかな場所と素朴なところを合わせ持った素敵なリゾート地だった。2021/08/09
Reina R
5
昔読んだ小林さんのメキシコ旅行記「ほげらばり」の写真&絵日記版といったところかな?読んだ当時の想像が、写真と合わさり鮮明なものに。絵もかわいく楽しく読めた。2013/11/17