内容説明
「水商売」―酒を売るのになぜ水か?「お茶をにごす」―どんなお茶になる?「無骨な」男―骨はないのか、あるのか?「刺身」―切るのになぜ“刺す”か?身近な351の言葉、隠された語源と日本人の心を探る。日本語ブームに火をつけた、70万部ベストセラー待望の文庫化。あなたの日本語力と常識は、本当に大丈夫ですか。
目次
1 「箱入り娘」「ないしょ話」―微苦笑をさそう日本語
2 「蓮っ葉な女」「ねんごろになる」―恋と愛の日本語
3 「にべもない」「ぼんくら」―棘のある日本語
4 「有頂天」「脚光を浴びる」―嬉しいときの日本語
5 「度しがたい」「勘弁する」―立腹と忍耐の日本語
6 「千両役者」「酒の肴」―楽しさを演出する日本語
7 「閑古鳥が鳴く」「つれない素振り」―悲しみをともなう日本語
8 「豹変する」「薮から棒」―驚きと関連する日本語
9 「いわくつきの人物」「世間ずれのした男」―人生の機微をめぐる日本語
10 「鎬を削る」「丹精を込める」―話に花が咲く日本語
著者等紹介
柴田武[シバタタケシ]
1918年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒。現在、東京大学名誉教授。長期にわたり、NHKテレビ『日本語再発見』に出演。85年、NHK放送文化賞を受賞
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