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コバルト文庫
チェックメイト〈前編〉―ブラック・キャット〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086003612
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ララベス妃“海の涙”強奪事件が終わった今もアジトを動かないキャットと明拓。こんなことはかつてなかったはず。今では家族のように暮らす広瀬千秋は二人が誰かを待っているのではと思い始めたのだけれど…。その頃、アメリカから日本に向かって動き出していた一人の男とは―!?伝説のピカレスク・ロマン、『ブラック・キャット』シリーズ最新作。

著者等紹介

新井素子[アライモトコ]
昭和35年8月8日、東京生まれ。立教大学文学部卒業。都立井草高校2年在学中に「第一回奇想天外新人賞」佳作入選。高校3年生の時、奇想天外社より『あたしの中の…』を上梓
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなん

16
シリーズ最終巻。主役は山崎ひろふみくん!…と、言ってもいいくらい、めったやたらと存在感が増大している彼(^^;)千秋よりこんなに暴れていたっけなんて驚いている自分がいる。いやね。彼がもしいなかったら、このシリーズは全く違うものになっただろうなぁと。キャットや明拓ちゃん、秋野警部の居場所がもっと欲しい。そして、あの人の、居場所も。と、今の私は考えてしまうのでした。2014/03/27

hamham

9
キャットが理解し得なかった“家族”に納得し、千秋と出逢った時点で自分の願いは成就したのかもしれないと悟ったのに思わずホロリ。なんて美しく残酷で皮肉な出逢いなんだ。ここから先は山崎ひろふみに賭けるしかない。「B.Cはあと12冊分くらい」と見積もっていた作者の構想を破壊し「4冊で終わりそう」と言わしめたひろふみなら、全てを丸く収めることができるかもしれない。あとは頼んだぞ!いざ後編へ!ところで、「キャスリング前編」が29冊目で今作が32冊目ってことは、女史、約9年の間に3冊しか出してない…?これは…遅筆だ…。2014/09/12

しゅわ

9
急に懐かしくなって久々にブラックキャットシリーズを再読中!の第四弾。振り返れば19年もかけて追いかけてた“忘れた頃にやってくるシリーズ”が堂々と完結!というだけで感無量。…とはいえ、この表紙とやたらとくどい解説みたいな文章、今の私にはかなりキツかったです。さんざんもったいつけてた「あの人」がついに本格的に登場!なのですが、イマイチ活躍してないのがちょっと残念。もっと彼のすごいところを見たかった。二人が千秋を、千秋が二人をなんとしても守ろうと行動するあたりがよかったです。最終決戦の準備が整ったところで後編へ2012/11/25

はなん

9
前作キャスリングから実に9年。でも内容的には連続した1冊にまとまっててもOKなお話。タイトル通りチェックメイト。謎だった部分をはっきりさせてある意味千秋とひろふみがほんとにトラブルメーカーの実力発揮して…?後半に続きます。(オチを今の段階で思い出せない。。。あああトリ頭!!)2010/09/27

た〜

8
今回はひろふみくん回と言っていいだろう。良い感じで引っ掻き回している(でも壊していないかも)2013/08/01

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