内容説明
秀吉の小姓として身を起こした大谷吉継は賎ヶ岳の戦い、朝鮮の役などで目覚ましい武功をあげて秀吉を感嘆させ、越前敦賀城の城主となる。優れた事務官でもあった吉継は官僚派、石田三成と親交を結び、関ヶ原の戦いでも、西軍に与した。日和見を決め込む有力武将を尻目に秀吉の恩を忘れず、戦に殉じた義将を描いた感動の書き下ろし長編歴史小説。
著者等紹介
石川能弘[イシカワヨシヒロ]
1937年東京都生まれ。青山学院大学英米文学部卒業。推理作家・山村正夫氏のもとで小説作法を学ぶ
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感想・レビュー
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hippos
4
淡々と吉継の半生をなぞっただけのような印象。もう少し、ドラマがあるだろに...少し物足りない。2016/08/29
BIN
1
父が元大友家の牢人で、近江で結婚し吉継が誕生したという設定で描いた大谷吉継の物語。基本的には秀吉の話に吉継が少し絡んでいるという程度でしか書かれていないが、三成との絡みは多い。しかも忍城攻めの失敗から槍遣いは三成同様、下手ということになっているので吉継は名将として扱わずに、名奉行、外交官的な扱いになっている。やはりクライマックスの関ヶ原に関しては物足りなさを感じざるを得ない。2013/02/14
ひっきー
0
一番好きな戦国武将なので楽しみだったが、少し期待外れだった。2021/11/20
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