幻冬舎アウトロー文庫<br> 眠らない女―昼はふつうの社会人、夜になると風俗嬢

幻冬舎アウトロー文庫
眠らない女―昼はふつうの社会人、夜になると風俗嬢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344401273
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

朝ふつうに出勤しても、夕方になると風俗嬢に変わる女性たちがいる。税理士をしながらSM嬢、高校教師でありながらホテトル嬢、会社を経営しながらソープランド嬢など。15人の風俗嬢には、どうして“ふたつの顔”が必要なのか。その本心に鋭く迫る。元風俗嬢の著者のひたむきな情熱で完成させた力作。都会の謎に迫る異色ノンフィクション。

目次

私って口の中にアレ出されるよりも、オシッコ飲んじゃうほうがいいの
お父さんはもう夜中に来なくなったの。あの呻くような声が聞けなくて、寂しかった
私、二回目のセックスで、もうイクことを覚えちゃったんです
悔しいのは、客とやってて、いっちゃうこと。体が反応しちゃうんだ
一日のノルマは三本。それが限界
初めて男の勃起したモノを見たときは、声を張り上げそうなくらい感動しちゃった
夜の仕事はしばらく続けていくつもり。でもね、『一体どこで狂ってしまったんだろう』とたまに考えるよ
後悔してないんだけど、お客に体を触られる度に母親の声が聞きたくなるの
AVの仕事をして変わったのは、プライベートのエッチで『電気消して』って言わなくなったところかな
風俗に来る男の人をみても、ただ出しに来るんじゃないって分かった。みんな誰かと話をしたいんだよ〔ほか〕

著者等紹介

酒井あゆみ[サカイアユミ]
1971年福島県生まれ。上京後、一八歳で風俗の世界に入り、ファッションヘルス、AV女優、ホテトル、性感マッサージ、契約愛人業などを経験する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ZEPPELIN

3
扱うテーマは良いのに、構成がよろしくない。著者が風俗嬢たちにインタビューし、それを編集して風俗嬢たちの独白のような形になっているけれど、これが下手くそな役者が下手くそな芝居をしているような口調で、中身が全く頭に入ってこない。似たような構成にしたせいで、15人も登場するのにそれぞれに個性が全く感じられず、こちらもあまり興味を持てない。著者からすれば、風俗嬢だって同じ人間なんですよと訴えたかったのかもしれないけれど、これでは違和感しか残らない。もちろんそれは風俗嬢たちではなく著者の責任2014/09/19

こまっちゃん

1
職業に貴賎はないというけれど、お金の使い方に貴賎はあると思います。登場人物たちのお金の使い方がまったく理解できませんでした。2014/12/19

雨音

0
全編独白形式で書かれている一冊。昼間の職で矜持を保ちつつ、夜の職を行う。そういう生き方もあるのかと、ただただ感心させられた。本書で書かれている「眠らない女」が本書に書かれている独白を自分自身で解説に書いたのは何故なのかなと少し疑問に思った。2017/04/20

AtoZ

0
なかなか読み進まない本でした。 風俗嬢たちの生い立ちや事情をただ淡々と語られているだけで。。 つまり、風俗で働く女性たちにもいろいろな人がいてそれは表の社会にいる人達と大差ないんだよ。ということが言いたかったのでしょうか?2015/01/10

ゆう

0
風俗嬢がインタビューに答えるような感じで淡々と書かれている。どうして風俗で働くようになったのか、理解できるかと思ったが、できなかった。それどころか止めなくなるような内容ばかりで、やるせない気持ちになった。2014/08/15

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