幻冬舎文庫<br> ヤマダ一家の辛抱〈上〉

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幻冬舎文庫
ヤマダ一家の辛抱〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344401037
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お人好しの父カズオ、頼もしい母サチコ、優等生の長女ナオコ、今時の女子高生の次女ユカリ。ヤマダ一家は、団地に住む、ごくごく平凡な四人家族。だけど、隣人はなぜか強烈な人たちばかりで、いつも振り回されてしまう。ある日、隣のさえない中年息子が謎の美女と結婚することを知り、くたびれたオヤジ返上、とカズオはお洒落に目覚めるが…。

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。いくつかの仕事を経て本の雑誌社に入社。84年『午前零時の玄米パン』でデビュー。退社後、小説、エッセイなど本格的な創作活動に入る。著書に『なたぎり三人女』『おやじ丼』『ヒガシくんのタタカイ』他多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

90
ごくごく普通の家庭の日常ってこんなものかもしれないと感じた1冊。自分の家がここまで面白いとは思わないけど、どこか似ている部分もあるし。娘と父親の関係、長女と次女、夫と妻、隣と我が家みたいな各々の関係って人様には言わないことが多いから、なんか覗き見しているような妙な気分にもなってくる。上下巻に分かれているのでこの日常がどんなふうに変化していくか楽しみはあと半分のこっている。読書の楽しみってこういう物じゃないかな。普通では見られないものが見られるって事。言葉のキャッチボールと言うより言葉のドッチボールみたい。2013/03/07

chichichi

69
真面目な父、何かと頼もしい母、大人しく優秀な長女、明るく自由奔放な次女の極々普通の家族とそのまわりの愉快な仲間たち(?)の物語。胸躍る出来事があるわけでもなく魅力的な人物が登場するわけでもなく本当に極々普通なのに、何故か面白い。さすが群さん。好きだわ〜群さん。下巻も読む!2016/01/17

kazu@十五夜読書会

39
ごくごく平凡な四人家族のヤマダ一家。お人好しの父、父と同級生で仕事を持つ頼もしい母、優等生の長女、今時の女子高生の次女。団地の強烈な隣人たち・お人好しの父の勤め先・・・・・悲喜こもごもの日常を描くホームドラマ。大きな事件が起きるわけでもないが、家族それぞれが辛抱の連続・・・普通だから改めて小説で読む事も無いのでけどねぇ。2013/05/05

おれんじぺこ♪(15年生)

25
なんとも、イライラする本だった。 読んでるこちらが辛抱…(笑)次女の家族への(特にお父さんへの)態度にもイライラ、それになにも言えないお父さんへもイライラ。上巻の終わりかたにビックリしたけど…(笑)下巻に続く2014/05/05

asa.com

7
社長秘書のちょっと頼りない父。女性雑誌副編集長の母。 図書館ばっかり行っている優等生の姉に、まぐれ(?)で進学校に入るが勉強する気のない妹。 それぞれがそれぞれの個性でいながら、なぜか調和を保っているヤマダ家・・・。 久しぶりに群さん読みましたが、相変わらずいつ読んでも楽しませてくれます。 どこにでもありそうな。 どこにもいなさそうな。 2014/12/29

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