幻冬舎文庫<br> 駆逐艦「雪風」―不沈不死身・日米海戦の奇跡

幻冬舎文庫
駆逐艦「雪風」―不沈不死身・日米海戦の奇跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344400863
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

太平洋戦争。日本海軍はアメリカ海軍に敗れ去った。わが国のほとんどの艦艇が、海の藻くずと消えている。しかし、その中で、駆逐艦「雪風」は生き残った。まさに驚くべき強運。加えて、勇猛な艦長と果敢な乗組員のチームワーク。なぜこの艦だけが激戦を勝ち抜き、不沈の奇跡を生みだしたのか?豊富な資料と取材で綴った書き下ろし戦記小説。

著者等紹介

二宮隆雄[ニノミヤタカオ]
1946年愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。90年、「疾風伝」で「小説現代」新人賞を受賞。著作に『小沢治三郎』『雑賀孫市』『蓮如』『細井平洲』『江戸の風』『覇王の海』『千石船風濤録』『汚れた白帆』など。三重県の海岸地帯に居を構えている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

19
67雪風の建造から歴代艦長の下で海戦を生き延び沖縄特攻までと戦後を数名の乗組員から見た雪風の物語です。何冊か雪風は読んだけど歴代艦長の特色が語られてるのは初めてかな?5代艦長の寺内艦長までにそれぞれの艦長の特色が相乗効果でどんどん良くなり沖縄特攻の時には脂が乗った最高の状態で参加出来たのが良く伝わる、本当に艦長次第で艦の雰囲気が変わるのですね。駆逐艦は何でも屋使い捨ての用に扱われるが駆逐艦の乗員達は駆逐艦乗りとしての矜持を持ち仲間の為生き残る為に必至に戦い自分の役割を精一杯に頑張る姿勢に感銘を受けました。2023/10/25

おーえす

1
艦これやりながら読んでた。幸運艦雪風の太平洋戦争時の記録。読むにつれて、不沈だったことのすごさが分かる。しかし、幸運艦であった裏に、乗組員の奮闘がある。そうだよなあ、どの艦でも船と人があって初めて良い艦になるんだな。雪風が奇跡の艦であるのは事実だけれど、その裏に色々な努力があったことを忘れてはいけない。別に戦争を美化するつもりはないけれど、全てを無視してしまうのも良い態度とは思えない。舞鶴で役目を終える雪風を想像すると切ない2013/09/25

tacarps

0
真珠湾攻撃から大和特攻まで、ミッドウェー海戦やレイテ沖海戦を含む16回以上の主要な作戦に参加し、戦果を上げつつほとんど無傷で終戦を迎え「奇跡の駆逐艦 」と呼ばれた日本海軍の駆逐艦の話である。この奇跡の駆逐艦と呼ばれたる所以や、この高性能な船を作り出した背景なども描かれており、新旧問わず船好きにはおすすめしたい作品である。歴史云々に対しては自重する。2013/10/28

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